2009年12月29日火曜日

【腐れ場末】なんたって36歳!【恥臭ブログ】


これが今年最後の更新になります。



この一年間は週一で更新することができました。





来年も、この更新頻度をたもちたいです。






せっかく見に来てくださった方を不快にさせる文章などあったことかと思われますが



すみませんでした。


2009年12月22日火曜日

Marché de Noël

前回、フランス大使館だったので、フランスつながりの所に行こうと思い検索して調べたら飯田橋に日仏学院なるフランス政府の公式機関があるそうなので行ってきました。

「 ?飯田橋 」

私の通っていた大学のすぐ隣にありました。
4年間まったく気づきませんでした。今から思い返すとそういえば確かに教授や周りの学生がここの存在のことをしゃべっていたことを思い出しました。当時はまったくフレンチなるものは吾輩には無縁なるものだったので致し方なかったとおもう所存である。

本屋さん、 「rive gauche(リヴ・ゴーシュ)」

写真左下にサンテグジュペリの「星の王子さま」が見えます。ウィキによると
(体裁は児童文学ながら、中身は、子供の心を失ってしまった大人に向けての示唆に富んでいる「 大切なものは、目に見えない 」を始めとした本作の言葉は、生命とは、愛とはといった人生の重要な問題に答える指針として広く知られている。)
さっぱり知らなかったです。子供のころに見ていたアニメはただ内容が暗くて面白くなかったなという印象しかなかったので今、この歳になって興味が出てきました。


ノーマンズランドで木に縄を縛る写真を出していたルシール・レイボーズ さんの写真展クロニック・ジャポネーズが開かれていました。

「メディアテーク (médiathèque)」があり、フランスの書籍やDVDが見れます。

ラ・ブラスリー があります。

しかし、、、道路を挟んですぐ隣の11号館になんども情報処理の講義を受けにいったのにまったく気付かないとはなんて暗い学生生活だったのかと物悲しい気分になります。

このあと東京国際フォーラムで開催中の「ストラスブールのマルシェ・ド・ノエル」に行きました。



小規模ですがこういった試みは大変Très Bienなので是非、毎年恒例になってほしいです。
このメリーゴーランド乗車料100円ですが、お金を取るのはいかがなものかと、スタッフは良心の呵責に苛まれたりしないのかと問いたくなるほどのpetitさ加減です。
モンドールなる秋から冬にかけての風物詩的なチーズが売ってます。




ごはんミュージアムの中にあるごはんライブラリーで小一時間ほどうとうとしてしまいました。煙草を止めた南原清隆が気分は上々のロケ中、よく昼寝をしていた理由がD'accord(ダッコー)・Oui(ウィ)しました。

2009年12月15日火曜日

No man's land

在日フランス大使館が新庁舎に移転して取り壊しが決定した旧庁舎を2ヶ月間、現代アート作家に好きなように使わせるというトビッキリ素敵なおもしろカッコイイ、パブリックエキシビション「NoMan'sLand(ノー・マンズ・ランド)」が開催されているということを「ゆーあびるさんなら興味がおありかとおもいますので、」と28歳さんからコメントで教えていただいたので行かせていただきました。 今年の10月まで、ほんの一か月ちょっと前までフランスだった場所にズッカズカ遠慮なく、しかも無料で入ることができるなんて楽しいです。


Agathe de Bailliencourt (アガット・ド・バイヤンクール)さんの線で描く作品があります。
1957年にジョセフ・ベルモンが設計したフランス大使館旧庁舎は東京における現代建築の見本だったそうです。

フランスのストリートアーティスト、スピーディー・グラフィトー Speedy Graphito(1961)さんが夢見た東京を描いているそうです。
Lucille Reyboz(リュスイーヌ・レイボズ、1973)さんというアーティストの依頼で、バンテージ・アーティスト、藤原ひとみ(1977)さんが中庭の木を紐で縛っています。岡田裕子(1970)さんの「 愛憎弁当 」という作品は岡田さん扮するサンフランシスコ在住の日本人料理研究家 <ヒロコ・岡田先生> が日本の弁当レシピを紹介するという、架空のカリフォルニアケーブルテレビのお料理番組でそのビデオがプロジェクターで映しながされていたのですが、キャシィ塚本からのインスパイアは少なからずともあると私は思いす。
パチンコ主婦弁当
ブランド主婦弁当
愛憎弁当(松)
愛憎弁当(梅)
陣痛弁当
PC弁当
チャンスオペレーション弁当
この松本春崇(1958)さんの作品が私は一番面白いと思ったのですが、大使館宿舎の移動の際に残されていた物で作られたオブジェです。
このオブジェのわきに何気なくチョンとおかれた飴を見たとき思わず爆笑しました。現代美術でこんなに笑わせてもらったのは相当ひさしぶりでした。20代前半の頃、コンセプチュアルアートを好きになって、よく見に行っていた時のことを思い出しました。
Lilian Bourgeat(リリアン・ブルジェア1970)さんの作品



Jules Julien (ジュール・ジュリアン、1975)さんの作品

Claude Leveque(クロード レベック、1953)さんのこの作品を見て、フランスの方だと思われる外国の男性がとなりの女性にこの漢字の意味を訪ねていました。パンフには「作品“鼻血”は、さまざまな暗示的意味を読み取る自由を見る者に与える。」と書いてありますが、日本人にとってはただの出オチにしか見えないと私は思います。

このように制作途中の部屋が結構あります。

松井えり菜 (1984) さんの作品

鬼頭健吾(1977)さんの作品

佐々 瞬(1986)さんの作品は自分自身答えを用意していないそうで、見る者に疑問を誘うそうです。
シュールの一言です。


パティシエ フレデリック・マドレーヌのパティスリーLe Pommier( ル・ポミエ) が食事を提供し、インテリアデザインをリバース・プロジェクトが施した「ノー・マンズ・ランド カフェ」で軽食が楽しめます。


















このフランス大使館旧庁舎跡地は五十年間フランス政府から借地して一般定期借地権付高級マンションとして分譲するそうです。なので50年後にはまた、この土地はフランスに戻るという不思議な事柄が私は面白いです。




このようなイベントはもう私の生きている内には二度と無いでしょうから、教えてくださった28歳さんには心から感謝します。ありがとうございす。