運よくまた、窓際の席だったので、パリの夜景を観ることができました。
頭の中に即効で、 『翼よ!あれが巴里の灯だ』 が、チャールズ・リンドバーグの伝記映画観たことないのに、日本での邦題のタイトルがでて来ました。
頭の中に即効で、 『翼よ!あれが巴里の灯だ』 が、チャールズ・リンドバーグの伝記映画観たことないのに、日本での邦題のタイトルがでて来ました。
当然ビールにしたのですが、 Gambrinus(ガンブリヌス)という銘柄でした。美味しかったです。
帰って今調べてみたらチェコを代表する銘柄、ピルスナーウアクエル(プルゼニュスキー・プラズドロイ)の工場で作られている別の銘柄で、名前のガンブリヌスとはビールを創造したとされる神様の名前なのだそうです。
一時間半ほどのフライトの後、ついにチェコ共和国プラハにある国際空港、『ルズィニエ国際空港』に降り立ちました。
飛行機を出ると階段で下に降りて(バリアフリーじゃないです。)空港内バスに乗りました。
日本人いません。
バスを降りるとみなさんぞろぞろと一定の方向に進みだしました。これにはぐれるとマズイと察知し、ついて行きます。
荷物を受け取るところに出ました。
成田で預けたスーツケースがちゃんと同じ飛行機に乗ることができたのでしょうか、ドキドキです。
「あっ」
きました! 紛れもなく、あのスーツケースは2年前に35にもなって初めてようやく普通免許取りに合宿で新潟に行くために急遽ヤフオクで1500円ぐらいで落札したやつです。18時間以上ぶりの再会です。
「なんにも考えないで、まず先に行動する。」
がでました。
今回の旅行で、いくら向こう見ずな自分でもひとつ保険をかけていたのですが、泊まる宿は日本人の方がやられている『民宿桐渕』にしていました。プラハに行きたいと思った一年半前から色々なプラハ旅行記を見まくりましたが、多くの方が宿泊していて、評判もとても良い事と、空港から宿泊先まで、チェコ人ドライバーが往復送迎してくれるとの理由がデカく決めました。空港からプラハ市内まで17キロ離れていて、成田、羽田みたいに鉄道が隣接してないので、バスかタクシーに乗らないといけないのですが、到着するのが夜だし、バス乗り継いでホテルまで行く自身もなく、タクシーはガイドブックにも、いの一番に記載されているのですが、チェコ タクシーだけでググっただけで、一ページ目から運賃をぼったくる危ないことしかでないほどタクシーは危険だと有名なので、絶対に乗るまいと、もう一年半前から頑なに決めていました。
・・・で、空港内を出ると、自分の名前を書いた紙を持ったチェコ人ドライバーが待ってるとの情報だったので、出口手前のフロアーに出るとそれらしき人がいないので、そのまま外に出ました。すると2台のタクシーが止まっていて、手招くので、これか?と思い近づくと後ろのトランクに荷物を詰まれ乗車してしまいました。「アドレス?」と言われて、あっこれ違うと気づいた時にはアフターカーニバルで、「テレフォーン、テレフォーン」と必死に懇願し、一度下ろしてくれと訴えても、高見山にメガネかけて髭を生やした風貌の巨漢は一度捕まえた客を簡単に降ろすまいと中々後ろのトランクを開けてくれませんでした。5分ほどでしょうか押し問答を繰り返し、何とか自分の荷物を奪え返し、空港内に戻ると、一歩はなれたところでその一部始終を私を宿まで送迎するチェコ人ドライバーが市原悦子よろしく見ていたらしく「すびる」とちょっと間違った苗字の書いた紙を見せました。はじめから紙を見せて立っていてくれたらこんなことにならなかったのにと軽い殺意を覚えましたが、それを伝えるすべがないので、黙って車に乗り込みました。
まぁー結局、今回のこの異国の地での突然の寸劇も、パリ同様全部自分のまぬけっぷりが引き起こしたことなんですけど・・・。
一日二回もパニックを経験して丸一日かけての長旅もあり車中ずーと放心状態で、口あけてあんぐりしてました。
どれぐらいの時間かも思い出せないですが、言葉も交わせるわけもなく、ドライバーさんとは無言劇を戦わせました。
民宿桐渕につくと旦那さんとお子さんが出迎えてくれました。
部屋に案内されて、「とにかく疲れたのでビール飲んで寝たいのですが、」と言うと、三本だけストックがあるとの事で冷蔵庫に入れてくれました。