2013年3月26日火曜日

五反田文化センタープラネタリウム


去年の話なのですが、

第一日野小学校の学校棟と教育複合棟から成る同施設、

「品川区立五反田文化センター」にプラネタリウム見に行ってたのを思い出したので

撮った写真もったいないし、

記憶をとどめておきたいので収載します。



五反田文化センターは施設建て替えのため2008年7月から休館して、




改修費用約22億8,300万円かけて2010年10月1日リニューアルオープンしました。


昔使用していた投影機が一階ロビーに展示されていました。



右の浅田飴クールした方が「1号機E-5 GOTO製 1969年~1982年 3.5mドームスクリーン」


左側、錫色(すずいろ)のが2号機でGEII-T GOTO製 1982年~2008年 6.5mドームスクリーン





1号機の五藤光学製ピンホール「E-5型」は品川区立五反田文化センターの前身、

1969年(昭和44年)「品川区立青年館」に設置された直径3.5mの傘式ドームのプラネタリウムで、

椅子もなく、寝転んで見てたそうです。


ゆえに五反田プラネタリウムとして今年で44年もの歴史にもなります。


吉田 栄作やマルシア、渡瀬マキも69年生まれです。



2号機の五藤光学製レンズ式GE-2Tは1982年(昭和57年)は、

五反田文化センター、教育センター、五反田図書館からなる教育総合会館となった

センター新館のオープン時に開設されたプラネタリウムに設置されていたもので、



 都内では1番小さいプラネタリウム、 全国では3番目に小さいプラネタリウムで,

靴を脱いでスリッパで入室する方式で

学校の一クラスが授業に使えるようにと48席を確保したため

それはもうキュウキュウだったそうです。







そしてこの日、

五反田文化センター内の五反田図書館で



 森達也著「いのちの食べ方 」を

なんか表紙やさしいジャケットだけどなにかあると悟り手にとったことにより、



ちょうどポーランド旅行記でアウシュビッツ書く前で、

そうとう考えさせられた本でした。





5階にプラネタリウムがあります。




五反田文化センターにおける3代目のプラネタリウムは

五藤光学製 クロノスⅡです。




ドーム直径12メートル、席数は86席と改装前の約2倍の規模になりました。

学校利用の際は、同時に2クラスまで対応できます。

ドーム径の割には少なめでゆとりのある座席数です。




CHRONOS IIの映し出す星の数は一等星から6.5等までの9500個までですが、

プラネタリウムで映し出せる星は多ければいいというわけではないそうで、

どんなに条件のいい星空で、どんなに目のいい人が眺めても、

見える星の数は数千個ぐらいなのだそうです。






五藤光学研究所企画営業部長の明井英太郎は以下のように述べています。


 「投映される恒星の数ばかりがプラネタリウムの性能のように思われがちですが、最も重要なことは投映される星空の美しさです。 ここ品川区立五反田文化センターのクロノスIIが投映する星空と天の川は、五藤光学研究所が長年培ってきた技術により実現した “美しく自然な星空” なのです。」 








そして、この日見た投影は

女性解説員による前編オールライブで


声に恋しちゃうぐらい魅力的な美声の方でした。



リニューアルオープンさい、

テープの声ではない、生解説を継続するのかどうか検討されていたそうなのですが、


同施設の大勝直幸館長が述べたのが、



「プラネタリウムは、以前に比べて2倍の規模とはいえ86席と小規模には変わりない。
解説員による生解説を行うなど、『顔の見える投影』を続けていきたい」



さすが、44年間ものあいだ地域に密着し続けているプラネタリウムだけあって

ちゃんとわかっている方がいることが、

一個もプラネタリウム施設の無い

低俗に劣った江戸川衆愚区に住む私にはうらやましくてしかたないです。





2013年3月19日火曜日

大阪旅行“ fin” テクノポート大阪計画



なにわの海の時空館見学終えまして、

今回ここを私のファースト大阪トラベリング最後の閉めの地と決め

家路をたどるべく、帰りはコスモスクエア駅ではなく、
大阪市交通局南港ポートタウン線「トレードセンター前駅」まで歩きました。



しかし、帰る道すがら何ゆえいくら時はバブル期だったとはいえども

この現代に突然現れた今では人のいない古代都市「バビロニア帝国」作ってしまったのか?

過去の大阪の狂信っぷりには目を見張るものがありましたので

その理、調べてみました・・。




 1988年ごろから始まった大阪市の臨海副都心プロジェクト、

ベイエリアに新都心を作るという「テクノポート計画」で、2兆円とも言われる莫大な予算を投じて乱開発されたエリアなのでした。



南港コスモスクエアの完成イメージ図(1991年頃)
プロジェクト名称「テクノポート大阪」計画
事業規模
1.敷地面積 コスモスクエア …約160ha,舞州 …約225ha,夢州 …約390ha
2.総事業費 2兆2,000億円
目 的 ・ 概 要
先端技術開発・国際交易・情報・通信機能の3つの中核機能を中心に
    21世紀の新しい都市核にふさわしい文化・レクリエーション、居住等
    の高次都市機能を集積し、近畿・大阪都市圏の発展をリードしていく
    拠点としてのまちづくりをを行う計画である。
整備期間
2010年度完成予定

真ん中に聳え立つ一番目立つ青い塔は


総工費1,200億円を投じて作られた、


旧名称「大阪ワールドトレードセンタービルディング」略称は「WTC」。


現「大阪府咲洲庁舎」(おおさかふさきしまちょうしゃ)愛称は「コスモタワー」。




左のちょっと北朝鮮建築フォルムなのが「コスモタワー」で、真ん中おくが大阪南港の複合型大型モール 
「ATC」(アジア太平洋トレードセンター)
手前が「おおさかフードアウトレット」です。
建設当時の計画イメージ

総延長1.0㎞ほどにおよぶ人口の運河「咲州キャナル」(咲州運河)も完成しています。



橋下市長さん

時空館は外国人専用としても、カジノに転用するべきだと思います。


おおさかフードアウトレット


現在では営業してないみたいです。

廃墟マニアにご推進。

総工費1400億円超かけて作られたATC、
イメージ検索すると現在ではコスプレイヤーの集いの場と化していることがわかります。









このエスカレーター東西の虎の穴おきて
違い最初違和感ありましたが、

人の柔軟性おもしろく

わずか一日でなれてました。




あと私この時ちょっと気になったのか張ってあった「リニア鉄道館」のポスターなにげに写していて
七瀬ふたたび発見する今この瞬間まで、
すっかり忘れていたのですが、相当大きな博物館でした。

私が電車に興味ないと言うこともありますが、なんでここの存在まったく今まで知らなかったのかなと不思議に思ったのですが、開館したのが、2011、3,1だと知り、

あぁっ・・こんなあの時、

新しい博物館開館とかそれどころじなかったなと

理由悟りました。


最後に粉もの食べてこの旅行閉めようと

JR新大阪の新幹線口前にある「たこ家 道頓堀くくる」で

たこ焼き買って帰りの新幹線の中で
麦酒飲みながらぽつねんと食しました。


以上、これが私初めての大阪旅行でした。


2013年3月12日火曜日

北とぴあ スペースゆう プラネタリウムホール

北とぴあ(ほくとぴあ)という

北区にある複合文化施設の中に

月二回だけ一般にむけて天空の投影会が行われていると嗅ぎつけたので

一昨日10日に

のこのこ一人行ってきました。





JR王子駅から徒歩3分

地下で駅と直結しているので、雨の日良いですね。





北とぴあは王子貨物駅跡地に建設され、平成2年(1990年)にオープンしました。




エレベーターでプラネタリウムのある6階まであがると




空中に浮かんだチューブがまっすぐドームにのびてました。



プラネタリウムがある場所の名称は

北区男女共同参画センタースペースゆう




丸いプラネタリウムドームの壁を展示スペースに利用していました。



ここで、星空投影会のチケットを入手します。





プラネタリウム3月のテーマは

「望遠鏡」




そして壁面利用して

写真展 ヴェネツィアがおこなわれてました。





ぶらーノ島 漁師の島

カラフルな家並

漁師が霧の中からでも

遠くからでも自分の家

見分けられるように工夫しての色彩だそうです




しんかんせんをさがせ!スポットもありました。




頻繁に色んな形の新幹線が行き交いしてます。




「あっこれだ!」





「違うわよ、こっちよ!」




プラネタリウム下の階には図書館がありました。




そこを繋ぐだけのエレベーター完備で

平成2年ですでにバリアフリー考えられて設計されていることが素晴らしいと思います。




プラネタリウム入り口隣には、保育室までありました。

どうしても泣いちゃう乳児を投影中のあいだ

係りの人が見ててくれるなんてあり難いですね。






投影機は五藤光学 GSSⅡ(18m~23mドーム用)です。

私の好きな二球式のプラネタリウム。

五藤光学研究所のアナログ型投影機に多いモリソン型に間違いないのですが、

串刺し部分が無い?



コンソールブース見放題の隣の最上の席確保しました。




なぜかゴダイゴのベストアルバムが





このプラネタリウム開館したのは平成2年9月17日




傾斜型ドーム、座席数150




GSSⅡは1988年に開発され


投影星数は約25,000個(7.4等級)



現在メガスターのフラッグシップモデルSuper MEGASTAR-II(スーパーメガスターII)

の恒星投影数は2,200万個(13等級)ですので、

菱垣廻船とエンタープライズ並みのパワーバランス開きその差があるかのように思えますが、

星の数だけがけしてプラネタリウムの良さを表すものでは全然なくて

どんなにきらめいていてもオート番組では味気ないので

投影機が年式で劣っているとしてもガデム大尉がジオンに思う気持ちぐらいプラネタリウム、生解説にこだわる解説員の気持ちが強ければ、

「素人め、間合いが遠いわ」と技量で討ち取ってくれるのです。







全天周映像(ASTROVISION 70)



二球式のプラネタリウムは、旧式のようにも見えますが、水平回転・緯度変化・日周運動・歳差運動の4軸をきちんと再現できるメリットもあります。



投影の感想は

ゆったりと終始安定したトーンで

心地よいひと時を満喫しました。



年季の入った解説員の方だとお見受けします。






最後展望台に上ってみました。

電車撮ってる人がずらっといました。


木々が広がっているところが、飛鳥山公園

周りには高い建物が無いからということもあり、

17階からの展望とは思えないほどすばらしい景色です