2012年10月3日水曜日

大地の芸術祭2012④ 越後妻有里山現代美術館「キナーレ」

 次は「大地の芸術祭 」のメインステージとして位置付けられている


T025、越後妻有里山現代美術館「キナーレ」行きました。





2003年 「越後妻有交流館・キナーレ」として建築されて


今年2012年7月29日越後妻有里山現代美術館[キナーレ]として生まれ変わりました。



No Man's Land クリスチャン・ボルタンスキー

制作年 2012




彼の終生のテーマである「生と死」「記憶」を表現した作品の1つです。



うず高く積み上げられた9トンの古着の山を


クレーンが

つかんでは、持ち上げて

放して

持ち上げて

放してを


無機質に繰り返しています。



タイトルのNoMan'sLand(ノー・マンズ・ランド)とは

「誰のものでもない、誰もいない土地」という意味なのですが、








普段この場所はひざ下ぐらいまで水がひいてある

「キナーレの池」と呼ばれている所なので

今まで過去のトリエンナーレ作品は「水」ありきでのものでした。

2006年、ジョアナ・ヴァスコンセロスの「ボトルの中のメッセージ」

2006年、藤木隆明+工学院大学藤木研究室「水景色」

とにかく暑かったので、涼しげで純粋に美しい

こちらの作品の方が

訪れた人たちありがたかっただろうなと思います。

“今回”のNo Man's Landは

面白い作品だとは思いましたが、



どこか気持ちを不安にさせる


「ドクン・・・ドクン・・・」という心臓音が私ちょっと苦手で


陰と陽でいえば確実に



陰サイドの退廃的なイメージしか抱けないので


顔となるこのステージではいかがなものですかと


私は思っちゃいました。









ちなみにこれは三年前のこの地での作品


「アーチの森 2009」、「「木の花」

武蔵野大学 水谷 俊博研究室



ほぉー



年々お金はかけられるようになっているのですね。












次は


虚構でも


綺麗で心うずめく


楽しい明るい作品で


お金使ってくれると私は夢見ます。












「トンネル」 レアンドロ・エルリッヒ

制作年 2012


暗いからですか、撮るの難しいです。


遠近を狂わせてる場所でした。





「Rolling Cylinder,2012」 カールステン・ヘラー

制作年 2012








「ゴースト・サテライト」 ゲルダ・シュタイナー&ヨルク・レンツリンガー

制作年 2012



「火を護る螺旋の蛇」星野健司 2003年

燃え続けている「広島の平和の火」を護っている

オブジェです。



T234「絶対交換会」中村未歩


お休みでした。


白犬タマミのツイッタ―です。
https://twitter.com/koukankai




















2 件のコメント:

  1. 芸術祭を見たのは今年が初めてだったので、以前のキナーレの作品を見ることが出来て嬉しいです♪
    ライトアップされた作品がとっても綺麗。
    絶対交換会、参加したくて行ったけど、交換する品物を
    他の作品を見ている最中に落としてしまい・・(泣)
    参加できませんでした~・・

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  2. この日は月曜日だったのですが、残念ながらタマミちゃんには出会えませんでした。

    絶対交換会は2009年の出展でしたので、今年が初めての
    この作品が完成する意味をもつ「返却会」開催でしたが

    一体何人の方が3年前に交換した物をもってきたのでしょうか?

    間違いなく言えるのは、次の芸術祭と開催ごとに参加する人が
    まさに「わらしべ長者」的に増えてゆくのでしょうね。

    タマミちゃんの着ぐるみはパフォーマンスアートとして面白いですが、

    私はあったら思わずいの一番で、

    「暑い中本当にご苦労様です。」と

    ねぎらいの言葉をかけることでしょう。

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