2012年10月15日月曜日

板橋区立教育科学館


10月8日の体育の日にプラネタリウム目的で

板橋区立教育科学館に行きました。



入り口には手作り感がとてもよい星座盤がおでむかえです。

区立の施設なので、

入園料が大人も子供も入場無料!


杉並区立科学館などとともに区が科学教育を支援する数少ない貴重な場所です。




宇宙食をはじめとした宇宙関連グッズ、実験キットなど、科学館ならではの商品も販売しています。



お昼前に着いたので、一般投影まで一時間半以上待つことになりました。


通常プログラムは、一般向け、小学生向け、幼児向けに分かれていて、


小学生向き、幼児向きの投影は無料!!なんです。
一般向けは有料ですが、大人300円、子供100円と良心的な価格です。

平日2回、休日3回の投影が行われ、指導員が生で解説してくれます。

お正月、春休み、夏休みはイベントが実施されるほか、

1カ月に一回程度プラネタリウムでの星空解説の後、望遠鏡で実際に観察する星を見る会

2カ月に1回程度プラネタリウム内でコンサートを行うイベントも好評だそうです。






地下展示室は様々な遊具を通して、

科学の楽しさを体験できるそうなので


プラネタリウムの時間まで館内めぐってみました。
わりばしウエーブ

波のエネルギーがどのように伝わるかを見れます。

使い捨てのおはしを利用したリサイクル展示です。

マッハを見よう


らせんのチューブを進む音のスピードを光の流れで見ることができます



反重力の鏡

鏡に半立体の鏡を張り、実際には半分しかない像 が鏡に写ると、
実像のように現れてくる ミラーマジックの体験です。

健康の科学

人のからだのしくみや運動について知ることができるコーナーです。





体内の模型を前に各臓器の説明を聞く事ができます。

地震体験


3D映像を見ながら地震が体験できます。



リニアモーターカー

1人乗りのリニアモーターカーです。磁石の力を体感できます。


人力飛行機

サドルに座って、ペダルをこくと

飛行機が飛び立ち、空から板橋の町を空中散歩できます。


TAITOのフライトシミュレーターもノーチャージで遊び放題なんて

筐体丸ごと購入のマイケル・ジャクソン気分です。





日本の科学館ではよくある「ふしぎな部屋」

そういえば、ポーランドのコペルニクス科学館にはありませんでした。

傾斜(15度)の床に対して柱も壁も垂直で、
対面する壁は平行になっている全体が斜めに傾いた部屋です。



視覚と平衡感覚のズレを体感することができます。



坂をのぼるボールにはびっくりです。


デジタルで文字を送る仕組みです。
 「3文字の言葉」を最初に決めて、その文字を現す7つの白と黒のボールを
組み合わせて選んで、

 最後に21個(7x3文字)のボールを
送信すると読み取った文字が現れます。



2階展示室は昆虫の標本が数多く展示されていました。
他に工作室、パソコンルームもあります。

生きた生物、亀とかもいます。

昭和の家電

オープンリールなんて、今の若い親御さんも
見たことない人多数でしょう。




図書コーナー


他の科学館の図書同様、学研まんが ひみつシリーズあるのですが、

ほとんど初版が平成以降の新しいものです。




一冊ありました。

私が小学生の時読みまくった

「宇宙生活・スペースシャトルのひみつ」


無限地下


ミニ宇宙展

近くの子ども達が毎日でも遊びに来られる、

ここはそんな地域密着型科学館を目指しているそうで、

内容がマンネリ化すると、リピーターのよく来る子供たち飽きてしまうので、

こまめに、色々な企画物をやったり、

職員達で、展示物を作ったりと、


常にどこかが変わっているように心がけているそうです。

ドライビングシミュレーター

本物の自動車を使ったドライビングシミュレータです。


パラボラ電話

衛星放送のアンテナと同じように、音のエネルギーを集めると遠くまで届けることができます。

電気などのエネルギーを使わない環境にやさしい電話です

光のハープ

このハープには光の弦が張ってあって、

光を指でさえぎるとハープのような音が出ます。

午後1時から、一階フロアーで

でんじろう先生のような生実験が色々と開催しだしました。


こちらの先生素敵なこと言いました。





「理科というのは、実験して自分で確かめることが大事なんだよ。」





お子様たち、すっかり科学の不思議に夢中です。



















一時半の一般投影の時間が来たので入ります。





投影機は五藤光学GM2-SPACEです。

小型化、軽量化されたプラネタリウムが昨今主流で、

確かに投影できる星の数は最新鋭が勝つのでしょうが、

ドームの中央に“この形が”たたずんでいると


あー、プラネタリウムに来た!って感じがして私は好きです。



水平ドーム型が一番プラネタリウムにふさわしい
あるべきスタイルであると信じてやまないのですが、

唯一難点としましては、

前列の観客の頭で星が遮られる懸念があります。

見やすさの点では傾斜ドームに及ばないものの、



「はじめての星座探し」には、


水平型の方が

実際の星空と同じ座標で投影されているために理解しやすいのだそうです。

今はメガスターにとって変わった川崎市青少年科学館の今ではもう稼動していない
GM II-16-T型と同型機ですので、


今では見れないあの星空がここには健在です。










最初に、星空に一等星などの明るい星だけ映して、

これが現在の晴れきった東京で見える星と説明しました。

次に、地表の町明かりを消すとこんなに星は見える世界になって


最後に大気の汚れがなくなり
澄み切った空になるとこんな夜空になるのですよと


次の瞬間、


パーっと一面ほし星が瞬きます。


でも、天の川が明るすぎるとかそんないやらしい空ではなく、



繊細なプラネタリウムの情緒ある

やさしいきらめきなんです。





投影時間の約50分間、

男性の解説者の方の全編生解説で


久しぶりに本当のプラネタリウム観れて大満足でした。





最後にスタンプカードが渡されました。

4回プラネタリウム見ると一回ダダになるというものです。




板橋区立教育科学館は

「子ども達のための施設を作りたい」との考えで

 地元の方々、学校関係者の方々、商店街の方々が協力し合い、 区が主導のもと、
昭和63年に開設致しました。


プラネタリウムは設立当初からあるので

今年で24年も経つのに

ドームには染みひとつ無く

とっても大切に扱われてきたのが分かります。





私も今まで、結構たくさんの科学館めぐりしましたが




これだけの情熱で子供たちに科学に興味をあたえようとしている場所ないんじゃないでしょうか、

しかも無料なんですよ。




科学館におかれている実験装置は

たしかにお台場の日本科学未来館みたいに最新とはいえませんが、

小学生のお子様が一人でゆりかもめ乗って高い入園料払って入るのなんて
まったく現実的じゃなく、


生解説一切無い、オートプログラム番組の

味も素っ気もない自動音声プラネタリウムを

種の保存、生存本能に踊らされた、哀れで醜いカップルどもに混じって

見たってなんの学習が学べるのですか?と私は問いたいです。





「上板橋周辺で育った児童は、将来理系が多くなる。」


そんな統計が実証されれば、他の区でも


科学館設立ラッシュおこるかもです。





2 件のコメント:

  1. 実際に目の前で行われる科学や理科の実験は
    絶対に面白いし、子供達は科学や理科に興味持ちますよね。
    キンカンが何性だったのかが気になります。

    いい施設ですね。
    子供達はここでとっても楽しく、充実した時間が過ごせるのではないでしょうか。
    しかも無料。
    気軽に行けるって大事ですよね。

    プラネタリウムの装置の写真、素敵です。

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  2. 私は幼少の頃から   科学館が大好きで   来年   四十路(じーよそ)突入する、

    現在にいたっても   なぜか変わらずに   科学   未来に夢を馳せる気持ちは、

    なくならないので   いい年こいた中年   一人   科学館巡りに勤しんでます。


    プラネタリウムは   投影機のてんがな   優導   導かれる如く巡礼してます。

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