2012年7月4日水曜日

ポーランド旅行 28 スターリンのウエディングケーキ

さてはて、

念願のポーランドの科学館とプラネタリウムをじっくりと
拝み堪能出来たのはよいものの、

これからどうやってホテルに戻ろうものかと一考をめぐらせました。





その時、後藤さんが言っていた事を思い出しました、

「ホテル“ホリデイ・イン ワルシャワ”は文化科学宮殿の近くにあるから
道に迷ったりしたら、それ目指してひたすら歩いきてください。」

との言葉だけを頼りにすがるように従い決行しました。


ただ、そのまま真っ直ぐ歩いたんじゃなくて

一人っきりになると怖いから、宮殿よりに歩いている人がいる道を選んで進みました。




女性の人なら安心とその後ろを

清水FCが翼を徹底マークした時並みに(第4巻)付いて離れないように

いそいそと追尾します。


永瀬正敏のカクテルバーのCMみたいに逃げられなくてよかったです。



なんか上えと進んでいると



大通りにでました。

なんかほっと一安心です。


また、とにかく宮殿めざし歩きます。

ゴミ箱発見です。











文化科学宮殿はスターリンゴシック建築と呼ばれていて

社会主義の発展と革命の達成を、摩天楼で表現し、労働者を鼓舞することをたくらんでの設計で、

スターリンは、ニューヨークの摩天楼に対抗しようと、モスクワに何十棟の超高層ビルを建設しようと目論んでいたそうですが、実際に建設されたのは7棟で、

そのためセブンシスターズと称されたりしっちゃったりなんかしっちゃったりして(広川太一郎)。


建築における社会主義リアリズムの表現に最適なものとして

19世紀のネオ・ルネサンス様式やネオ・ゴシック建築択した事により、


ウェディングケーキのように上に向けて細くなりながら伸びて行く
建築が氾濫したのだそうです。

ポーランド国民は、文化科学宮殿をソビエト支配の象徴であるとの考えで評判は悪く、


「ソ連の建てたワルシャワの墓」


とよび毛嫌いする人が大多数なのだそうです。




ワルシャワっ子たちの間では、

「どこに行くんだい」

「文化科学宮殿だよ。あそこに行けば宮殿を見なくて済むからね」

という皮肉めいたポーランドジョークまであります。


この時、お若い恋人同士が私の横にならびまして、男性の方が、ハロー的に声をかけてきました。

旅行最終日の夜、精神的に疲れていたせいか

私はちょっと戸惑う的なリアクションを返す事しか出来ませんでした。

そしたら彼女の方が、

「止めなさいよ、困ってるでしょ!」

とちゃんと察するべき行為とってくれるのです。

なんといいますか、



言葉じゃなくて、




相通ずるなんらしかの素敵なタイミングとでもいいますか、

同じ内海船(光)地球号の乗組員ですものね、うふふなんて考えながら、
最初のチェコ旅行で味わったひとり旅でしか体感できない人からのぬくもり、



あっ、この感覚得がたいものと忘れてい感動思い出しちゃいました。



インターコンチネンタル ワルシャワありました。
5つ星ホテルですが、物価が安いポーランドなので比較的お安く泊まれるそうです。



一時間以上歩きましたが無事、ホテル「ホリデイ イン ワルシャワ」戻ることができました。

散々批評のあるこのソビエト連邦=スターリンからの贈り物ですが、



周りとの強烈な異彩を放つ


この高さ237メートルもある目印がなかったら


どうやってホテルまで戻っていたのかと考えたりしますと


私の中ではこの厳ついウエディングケーキ・ストラクチャーが

けっこう好印象になりました。






ホテルに戻る前にズウォテ・タラスィというショッピングモールで寝酒のビールなどを買いに入りました。

ワルシャワ中央駅とホリデイインの間にあります。


地下にあるフランスのスーパー大手「カルフール」でお買いものです。

キンダーチョコ発見です。



ビールと一緒にお土産用のキンダーチョコを購入したのですが、


絶えられない出来事があって突発的にほんと無計画で今回のポーランド旅行きめてしまい、

後先考えずクレジットで旅行代金払っちゃった後ろめたさもあり、結局両替は最初に空港でした2万円だけだったのであんまり数買えませんでした。

バック、プリーズで袋貰います。


そしてショッピングモール内にあるマクドナルドで夕食を買って帰ろうと試みました。

チェコでトイレのためにマクドナルドには入りましたが、


ハンバーガー買うのはこれが初めてでした。




しかし、私だって別にこれが最初の海外というわけじゃないのです。


そしてもう直ぐフォーティーンの十分すぎる大人、


華麗にディナーを注文しましたよ。





「 びっくまっく、わん、ていくあうと、ぷりーず 」



世界共通のマニュアルなのでしょう、
ドリンクとポテトがいっしょのセットを薦められました。

ホテルに帰ったら、シャワー浴びたら飲むのはビールだし、
私はポテトがあまり好きじゃないので要らないから



「のー、びっくまっく、おんりー 」



ちょっと発音がネイティブすぎたためか、若いポーランドの女性店員にいまいち通じていないみたいなので


けっきょく袋を持って帰るジェスチャーなど身振りで駆使することにより、

無事単品で購入できました。


キャラメルコーンそっくりなお菓子あったので買ってみたのですが、

なんか味が、か細くて美味しく無かったです。

日本のお菓子のクオリティの高さが伺えた瞬間です。

晩御飯開封します。


現在、2112年7月のレートでは9,10ポーランドズウォティ = 218,296913 円


食べかけの画像でスミマセン、

でも本当にこの時、このハンバーガーに救われました。

実はこの旅行中、緊張感なのかずっと食欲が無くて、一人料理を残すので

周りに相当迷惑をかけました。

チェコでも外ではほとんど食べなかったので、

ほんとに自分はメンタル弱いよなあと再確認でしたが、

マクドナルドって凄いと思うのは、

システムが同じなので

言葉分からなくても

感覚で注文が可能という点、

外国でありがちな、名前だけ書いてあってなんの料理か分からなくて注文に
困るレストランのメニュー的問題もなく、

テーブルの写真に指をさして商品を選べるという利点の大きさに気づかされました。



名前も同じ、“ビックマック”で味も日本といっしょで、安心して食べられました。


ホテルに帰ってシャワー浴びてから食べたので

すっかり冷めていたのですが、こんなにおいしいビックマック食べたことないぐらい美味しかったです。


私の中で現在、外国で食べた一番おいしかった物ランキング堂々の1位は


BIG Macです


日本に帰ってから後日、あの味を忘れられなくて近くのマクドナルド店内でビックマック作りたてを食したのですが、あの美味しさは味わえませんでした。





ビールが安くておいしいです。

Adrenaline - Mountain Dew

アドレナリン・マウンテンデューというエナジードリンク売ってたので買いました。

カフェイン、タウリン、ガラナエキス、高麗人参、ビタミンB2とビタミンB12が含まれています。




マウンテンデューといえば小川範子のこのCMです。




いよいよこの長々と続くポーランド旅行記、オーラスが近づいてきました。


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