2013年7月9日火曜日

広島旅行⑧ てつのくじら館


つぎは大和ミュージアムの隣にある海上自衛隊の広報施設、

てつのくじら館潜入しましたよ!




海上自衛隊が運営しているので、運営費は我々の税金なので


入館料は無料!


この潜水艦はハリボテなんかじゃなく、ちゃんと実際に海上自衛隊で運用されていた

ゆうしお型潜水艦


「あきしお」で


全長76m


 昭和60年に進水、平成16年に退役したものです。






潜水艦の屋外展示や内部公開ってのは、

日本だけでなく、世界でもここだけだそうです。


しかし、この2,000トンもある潜水艦をどうやってここに持ってきたのでしょうか?






その謎はこの動画を見ると解けます。




最初は潜水艦下通って

おくの建物入ります。


1階はパネル展示数枚のみなので、


そうそうにエスカレーターで2階にあがりました。



二階には 機雷や掃海に関する展示がありました。



第2次大戦末期の1945年3月、アメリカ軍が海上封鎖を目的に

日本沿岸にB29で1万1000個の機雷をまき散らしたおかげて

68年たった現在でも4800個も各地に残っていているそうです。



海上自衛隊は機雷掃海を最優先課題として取り組んでいることを学びました。




ペルシャ湾で掃討したLUGM-145機雷


手にコインをのせるとコインをパクッと食べる貯金箱に似ています。








水中処分具S-4 

遠隔操作で機雷を処分する機雷処分具です。

このS-4は湾岸戦争の頃に使用されていたもので、


S-4、S-7、PAP-104、と進化を遂げていて、

現在の最新型はS-10です。



手前が20ミリ多銃身機関砲

この機関砲、掃海艇の自衛火器であると共に、

浮き上がった機雷を貫通させ水没させるために使用したそうです


でも水没させただけでは完全に危険性を除去できないとして、

現在ではこの方法はしてないそうです。



おくの黄色いのが掃海具用の電線のリールです。



掃海具を曳航する時に使うフロート

フロートと呼ばれるもの。いわゆる「浮き」で、

船とフロートをワイヤーでむすび、機雷のワイヤーをひっかけ

機雷を安全な場所まで運ぶために使われます。


なぜ顔が付いているかと言えば、これは隊員の方が書いているのだそうです。




こちらは実際ペルシャ湾に派遣されたもので

掃海時に爆発をくらっておなかが凹んでます。



次は3階の「潜水艦の活躍」の展示


戦後初の潜水艦「くろしお」の模型があって

内部構造みせてました。


潜水艦内部の一部を再現していて、

狭い潜水艦ないの空間を無駄にしないための工夫で

椅子の中にじゃがいもとか入れるスペースもうけてあります。



潜水艦内の狭いベッドに実際寝てみようコーナーありました。



この3段ベッド、高さが40cmくらいしかありません。



標準的な金曜日の食事がこちらだそうです。
(出航が長くなると曜日の感覚がなくなるので、金曜日にカレーを食べて曜日を再確認するそうです。)

潜水艦乗務員の公開中の食事は一日四食で
自衛隊の中でも一番豪華な食事が出るそうです。




潜水艦の中は昼夜が分からないので昼間は白色灯、




夜間は赤色灯に点灯するそうです。



何食べてるかわかんなくて味気なさそう。




この潜望鏡はダミーであって

外は覗けません。



無人対潜ヘリコプター「QH-50 DASH」

米海軍が開発し、無線誘導で高速移動する敵潜水艦を追いかけ、

搭載する2本の魚雷を適切な位置で投下する

潜水艦キラーです。





海自の歴代潜水艦の模型がありました。

戦時中の船の様な船首を持つ「水上船型」から 

より抵抗の少ない「涙滴型」に変化していく過程を模型で紹介しています。



日本は通常動力型潜水艦の技術力一番だそうです。

アメリカやイギリスは原子力潜水艦がメインだそうです。


あきしお内部に潜入!




以前は撮影禁止でしたが、現在は撮影もOKなのだそうです。







通路がとても狭いですが、

突起物などなくすっきりしてます。


第4士官用三段ベッド

この部屋を3人で使用するらしいです。
サブマリナーたいへんです

炊事室

この広さでよく75名分の食事つくれたものです。



この部屋は見学のために隔壁を取り去ってあります。

艦長室。

潜水艦内で唯一の個室です。


潜水艦内

いたるところ磁力生じているので

タップがくっつきます。



作業エリアはやはり艦艇らしく配管が多数走っています。



発令所です。

中央には潜望鏡が2本あります。


浮上したり潜水したりのコントロールはこちらのパネルで操作するそうです。


手前が1番潜望鏡 昼間潜望鏡で、

おくが2番潜望鏡 夜間用潜望鏡です。

両方 自由に覗く事が出来ます。

ちなみに

Nikon製です。

海軍のレンズものは全部そうなのだそうなのです。



「海のニッコー、陸のトーコー」という言葉があるそうで、


帝国海軍の要請を受けて、三菱の資本により創設された日本工学=ニッコー(NIKON)と

 陸軍向けの照準眼鏡を生産していた東京光学=トーコー(トプコン)


レーダー


ブリッジ床板の一部が透明パネルになっていて、

そこから下にある魚雷発射管室が見えるようになってました。



操舵席

前面に窓などないので、

パネルに表示されるソナー情報と指揮者の指示のみで操舵するそうで、


2座席あるのは縦舵と横舵を別々にコントロールするためだそうです。



潜水艦救難用潜水服


あきしおからまた館内に戻ると、

禁断の惑星のロビー見たいなのがたってました。


アルミ製で質量275kg。




海底深くに沈没した潜水艦を救難するために導入された

大気圧潜水器システム搭載していて


潜水中一気圧「地上と同じ状態」を保てる画期的な潜水スーツだそうです。





潜水艦から出ると、さらに展示スペースがあって

「第2次世界大戦中に米海軍の潜水艦が装備していた双眼鏡」



同時期に旧日本海軍の伊400級潜水艦に装備されていた

やはりニコン製の双眼鏡が並べてあって覗く事が出来るのですが、



あからさまに日本の方が遠くをくっきり歪みなく見えました。





大和ミュージアムもそうでしたが、

以下にアメリカより当時日本のほうが技術高かったもの

あるんだよ自慢展示が多いです。






売店ありました。

海上自衛隊(特に潜水艦)にちなんだたのしいオリジナルグッズ売ってます。




あと最後にもしかしたら


注意したほうがよいことなのですが、



大和ミュージアムの閉館は18時00分(入館17時30分まで).


で、


てつのくじら館は閉館時間は17時00分(入館16時30分まで)



ですので、



お時間遅く見学する人は




先に海上自衛隊呉史料館見てから、




呉市海事歴史科学館にしないと







大和のほうの展示物夢中になって


見惚れているうちに
















ホセフィーナの体内うっかり見逃しちゃうぞ!









4 件のコメント:

  1. 鉄の鯨ってなにかと思ったら、潜水艦のことでしたか。

    写真は、まるで映画のセットのようですが、
    あんまり中に入ってみたいとは思わないかも・・・(^^;)

    なので、ゆーあびるさんのレポを読めてよかったです!
    ありがとうございました。

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  2. こ、これはすごい、
    こんな施設があるんですね。
    全然知らんかったけど
    なかなか本物の世界に入り込める機会無いですから、
    これは行ってみたい。

    くっついてるタップも可愛い。

    それはそうと、
    ピンクのカップルが気になる……笑。

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  3. そうですよね、見学としてちょっと覗くくらいなら

    興味ほんいでとっても楽しかったのですが、

    あの空間で暮らせとかなったらたまったもんじゃありません。

    それをサブマリーナの皆さんは

    一度任務遂行となったら一ヶ月近くもですよ、

    しかも音をたててはいけない生活ですので、

    音楽とか娯楽ごとご法度でのザ・ガマン(火曜ワイドスペシャル)生活、

    想像だにしないしたくないです。

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  4. さんぼんさん、祭日などの混雑時は

    潜水艦内せまいから、一度にたくさん入るとえらい事になるので、

    人数制限かかるそうです。

    大変みたいですのでもし行かれるさいは、おきおつけください。

    潜水艦の中はいたるところが磁力の力でみたされた空間なので

    タップの両手のマグネットパワー(鋼鉄ジーグ)が最良にはっきされました。

    私にはあんなふうにピンク色の服を着こなす、センスも相手もいないので

    非常にうらやましい翔んだカップルでした。

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