2007年11月20日火曜日

NB576P,フットロッカー別注と2001年復刻を比較します

91年の冬に新宿のユナイテッドアローズの道路をはさんでむかいにあるスポーツ店で〔勿論当時はアローズは無かったです〕紫レザーが5000円で売っていました、この一年ほど前にヌバックの赤を24000円で購入し履き心地に魅了されていましたので速買いしたのですが、何ゆえこんなに急激に値が下がって安く売っていたのかを当時の現状を分からない人に説明するのは難しいかもしれませんが、ニューバランスのイメージがお洒落に興味がなく頭洗ってなくて髪ベタベタの大学生が履く靴というイメージがなぜか広がり、急激に履いていて恥ずかしい靴に成り下がり、猫も杓子もナイキを履くようになってきた時代だからです

しかし私はこの靴から漂う気高いそして高級な良き時代のアメリカを感じさせる材質、強くそして優しく包み込む履き心地の虜に陥りましたが、まだ若いころでしたのでまわりの現状に流され学校などには履いて行かず仕事用として試用して一年程で履きつぶしてしまいました
ですので最初2001年に復刻された時はオリジナルを知っている者としてはテカテカした硬い革質にがっかりしたのですが、両方を履き潰してみて思った感想は復刻の方も履いていれば革も馴染んできて履き心地も良くなりオリジナルよりも丈夫で長持ちしました

去年オリジナル紫レザーをヤフオクで落札したので 見比べて見たいと思います















当時、復刻が出た時はフットロッカー別注とは違いすぎると感じたのですがこうして検めて比較して見ますと革質以外はかなりオリジナルに忠実に作られていたのだなと再確認させられ、特にアウトソールの底の滑り止めのパターンなどを見る限りまったく同じなのでこの部分は使われた型が同じであったことがわかりました


復刻の方はベロの裏のタグが取れてしまっていますがここにはオリジナルと違ってサイズ表記と生産国が明記されていました、〔576黒レザーと同じものです〕


写真の復刻の方に挿入されているインソールはニューバランス東京で購入したUSA製の物で厚さが最初に入っている物ととても近似しているのですが、現在は取り扱いをやめてしまい、今売られている物はアメリカ製以外の少し厚めの物しか日本では購入できなくなってしまったので履きなれた靴のインソールを変えてしまうとどうしても違和感を感じてしまいます、履き心地にこだわるメーカのはずなのにこれは非常に残念なことです、これが今のニューバランスジャパンの現状みたいです、売り上げの見込めるほうにこれからもどんどんシフトされてしまうのは企業としては当然なのでしょうが、こういうことは昔ながらのファンをすこしづつ減らし長いスパンで絶対にマイナスになると思います

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