2012年6月28日木曜日

ポーランド旅行 27 コペルニクスの天象儀

帰りの事もろくに考えずに


夢中になってタクシーにかけ乗るほどに


突撃ドキュンしちゃった


一番の理由として




チェコでプラネタリウム見れたのが本当に嬉しかったので





なんとかポーランドでも、




ひとめ貴方(プラネタリウム)を目撃したいという甘く切ない


飽くなき探求心にかられたからなので、


無事に着いてプラネタリウムのチケットを

手に入れた時の喜びの瞬間といったらもう


頭の中を夢想花のサビがリフレインして 


思わずその場でくるっくる回りだしたいほどでした(実際はしてません)。


ただ、次の席の空いている回が20時からのしかなくて



ここに着いたのが、大体17時ちょっと過ぎぐらいなので、



一人で三時間近く投影時間まで待たなければいけないので、


科学館中を写真や動画これでもかと撮りまくっていたのですが、


流石に一時間半もすると6つのゾーンに分類された展示を周り終えてしまったので



プラネタリウムのある建物の外観写してこようと考え




いったん外にでました。





プラネタリウムは科学館正面入り口から向かって左に進んで


ここを曲がり

進みます。

右手にチラッと見えてきました。



現れました。

おっおっお、おおおー、おおおー アーレこそがぁー(ワンセブン)

今までポーランドには無かった、そしてヨーロッパで一番最新鋭のプラネタリウム

通称、「THE HEAVENS OF COPERNICUS」

“コペルニクスの空”です。


ほおずき色したガラス越しにドームの球体が見えます。

科学館の方はクリアーな無色透明ガラス

ちゃんと世界を分けているのがニクイ!

ホントに来ちゃったわ~ ‥♡




プラネタリウム横を流れるビスワ川東岸をはさんでワルシャワ国立競技場が見えます。

この時はまだオープンしてません。

あのシビエントクシュスカ橋(人魚橋)の西端にも人魚像があります。




旅行最終日の夜ということもあり


色々つかれたので

19時ちょっと手前で、

科学館内のプラネタリウム入り口前に座り、

20時からの投影を待つことにしました。





「見終わったら21時かぁー、それからどうやってホテル戻ろうかなぁー。」


と考えていると




母親とお姉ちゃん、弟の三人の親子が


テクテクと奥に歩いていくので


なんか私もなんとなしに

その後を追いかけていました。





















































ドアを開けるとドームが現れました。


大きいなぁーと思っていると


首に係りの札をぶら下げた大島渚似の人が何かしゃべりかけてくるので

プラネタリウムのチケットを見せると

なんか分かんないけど

19時からの投影に入れてくれました。


















ドーム内に入ってまず一番驚いたのは

プラネタリウム投影機が


大平貴之のメガスターだったからです。


MEGASTAR-IIA(ES)

海外でメイドインジャパンに出会えるのって誇ら嬉しいです。

このメガスターは2011年2月にプレリリースされたばかりの最新のハイエンドモデルです。





「THE HEAVENS OF COPERNICUS」

日本での主流である光学とデジタル融合のハイブリッド式投影です。

MEGASTAR-IIA(ES)はソリッドステート・シャッターを搭載していて

太陽・月・惑星投影機の光学フル・システムによる美しい星空、3D映像を映せます。



説明しよう!
(タイムボカン、富山敬のナレーションで)





ソリッドステート・シャッターというのは




星空と映像を重ねて投影する場合、

従来の機械的シャッターでは映像と星が重なって映ってしまうのですが(左)、
ソリッドステート・シャッターでは不要な部分の星をこのように隠すことができるんだそうです(右)。




それで見た映像はDawn of the Space Age 3D (宇宙時代の3Dの夜明け)でした。



メガスターの星空は日本で数回見ていますが、凄い乙でした。




なぜかというと現地の人でも大混雑でなかなか見るのをちゅうちょしている場所なので、
多分このとき日本の一般の観光客でこのプラネタリウム体験したのって

私がファーストやっピー(やくチュー語)だったと思うと


心ルンルン(宍戸留美)気分です。


世界のプラネタリウム事情は米国を中心に急激にデジタル化が進んでいる中、ちゃんと光学式の投影機を採用してくれていて、それが日本製である事がたいへん喜ばしいのですが・・。

なんでお隣の国、世界で始めてプラネタリウムを作ったお国

ドイツから購入しなかったのか今回の旅行で学んだことで考えてみたら、

おのずと答えがでてきました。



心情的にドイツ製品選ぶのが嫌なのだろうなと、



それと親日家の多いポーランド


日本愛されてます。






ドーム直径 は16mで 傾斜型ドームです。




こうやって投影見終わっても、写真取りまくってたら、次の回が始まってしまい、出口が塞がっちゃいました。

どうしようとかと思い迷った末に入り口のほうから出たら、係りの人に止められてたので

チケットを見せると今やってる20時のなので、

どうしてなのかと尋ねられました(言葉わからないけど多分そうです)。


私は念願かなってプラネタリウム見れたし

このあとどうやってホテルまで帰ろか考えなくちゃいけないので

借りた英語での説明メカ返してそそくさと立ち去りました。




プラネタリウム入り口側にあった謎の三輪車

ウェルズが著した未来:タイム・マシンを彷彿させます。


この時、

これ乗ってホテルへ、

いや祖国ヤマトに帰還できやしないかと一瞬とかもそんな夢想

微塵も考えてたりなんかしてませんよ。

2012年6月20日水曜日

ポーランド旅行 26 コペルニクス科学センター


ほんとに後藤さんの予定表どおりにワルシャワのホテルに4時30分着きました。




私はこの旅行に来る前に
2010年11月にワルシャワで出来たばかりの科学館がある事を知りました。

コペルニクスの地動説発表から500周年を記念して建てられ、

2011年にはプラネタリウムもオープンしたのだそうです。




このブログでは科学館、プラネタリウム巡り的なこともしてますが、

私大好きな場所でして、


行ってみたくてしかたなくなったのですが






今回の旅行はアウシュビッツ訪問するためを目的に申し込んだツアーでしたので、


自由行動が最終日の夕方しかなく


残念だけど無理だよなー


とあきらめていたのですが、



いざ、サタデーナイトが近づいてくると


こんなチャンス二度と無いじゃないかと思い立ち、

もうダメもとでも

とにかく向かわずにはいられない自分がいました。







ホテルに戻ると返却しないといけないガイドレシーバーを部屋に速攻で取りに戻って、



(実は3日目と最終観光日のこの日、二日間連続でガイドレシーバーを部屋に置き忘れるという失態を犯していまして、せっかくのガイド聞き逃すまいとアウシュビッツでは中谷さん、そしてこの日は日中ずーっとヨランダさんにみっちりグラディウスの オプションの如くへばり付いてました。)













一階のロビー横にあるパソコンルームにいる後藤さんのところに駆け寄り、



















私、この上なくコペルニクス科学館に行きたいのです!!!!





と深く嘆願しました。




すると後藤さんはフロントにいるお姉さんにお話ししてくれて、



ポーランド語で

Centrum Nauki Kopernik



と行き先を書いてもらいました。
今見ると字汚いなー


私はその紙を握り締めて、一心不乱にホテル入り口に止まっているタクシーに乗り込んで


メモを差し出すと



タクシーは走り出しました。



もしかしたら、思い焦がれた外国の科学館に来意を告げられちゃうかも


なんて期待に胸をふくらませ


ワルシャワ駅前通りをウキウキWATCHING眺めていると














しばらくすると近道なのかタクシーは大通りから外れて


どんどん薄暗い路地に入っていくのです。





ふと我に返りました。




これが1989年まで共産主義体制におかれていた真の町並みの姿なのですかと、


ユーロ加盟もあり急激に経済ジャンピングアップしているポーランドですが、



一歩、表面から外れた事により



どこか退廃とした雰囲気が漂う所を走っているのです。
(今思えば日本が明るすぎるからなのですが、)


そういえば海外でタクシーに乗って実際“発進”したのはこれが私初めてで、
チェコの空港で間違えて乗ったことはあります。


突然知らない場所で下ろされて

身ぐるみはがされたらどうしよう?!的な恐怖感も沸いてきて

とにかく、

こんなにどんどんホテルから離れていって、







どうやってホテルに戻ったらいいんだ?と



この時になって初めて帰る方法をどうするか


自分まったく考えていなかった事に気づいて


後部座席で一人


何も考えずに、まず先に行動してしまう己の性癖を呪いながら



どないすんべどないすんべと



苦心めぐらしていると


















着いちゃいました。

Copernicus Science Center(コペルニクス・サイエンス・センター)





よもや本当にこれるなんて思っていませんでした。



変な勘ぐりしてしまったお詫びにドライバーさんにちょっとチップをはずんでおきました。




それで



いざ、着いたものの


実はまだ不安に思っていたことがあって



なんでも連日超満員で


現地の人でもなかなか入るの大変だと知っていたからです。




この画像はネットから探したものですが、

ポーランド中から大型バスが乗りつけ、
毎朝オープン時間間際にはこんな行列ができるのだそうです。



ヨランダさんにも

コペルニクス科学館に行きたいと相談していたのですが、




「毎日3時間まちで凄い混んでますよ。」




と言われていたのですが、


夜だからでしょうか?


一人しか並んでいないのです。


たぶん来るタイミングがよかったのだと思います。




受付のお兄さんに身振り手振りジェスチャーで入場チケットを購入しました。

お値段ですが、

入館料22ポーランドズウォティ = 524.997136 円

プラネタリウム18ポーランドズウォティ = 429.543112 円です。

日本で考えれば、1000円で科学館とプラネタリウム観れるならお安いですが、

現地の人価格ではどうなのでしょうか?

とにかく嬉しくって写真とりまくっりました。



科学における知的好奇心を引き出し、

自由な発想を助けることを目的に建てられたのだそうです。

6つのゾーンに分類された350以上ある展示はすべて体感型で、子供から大人まで年齢問わず楽しめます。
























ちょっとここで余談ですが、

映画バック・トゥ・ザ・フューチャーで

ドクの愛犬、世界で初めてのタイムトラベラーはアインシュタインですが、
マーティが1955年にタイムスリップした時にドクが飼っていた犬の名前はコペルニクスでした。

サイエンスドーム八王子にもあった「ドリフ」のアレもありました。

あの足跡の所に立ち、右足をあげると


この様になります。


この画像は2010年3月サイエンスドーム八王子で私が撮ったものです。


反射による「マジックミラー体験」と「反重力ミラー体験」の二つの光学的な現象を学べます。







ウッチャンナンチャンの 電流イライラ棒もあります。

この動画の1分45秒あたりでお父さんが体験してます。








たぶんこれはコリオリの力を証明するものだと思います。

その動画はこれです。





球の自転を確認する「フーコーの振り子」

科学館、博物館には必ずありますね。

フォバークラフトの原理でしょうか、地面との摩擦を少なくした座布団?でお子様はしゃぎ回っています。














軽食が食べれるスペースもあります。



ここが科学館中からのプラネタリウム入り口です。

プラネタリウムだけの人は別の外からの入り口から入場します。


それは次回!!

子供だけじゃなく、とにかくカップルが多いのです。

そして心のそこからこの科学体験を楽しんでいるのが分かりました。

今までポーランドではこういった施設なかったからだと思いますが、

大人が科学に夢中になってはしゃいでいる光景が


日本でだったらちょっと不思議にうつるのですが、


私は見ていてたまらなく嬉しくなりました。




ミュージアムショップ



ルービックキューブやルービックスネークありました。


ロボットもいます。



幼少期、渋谷にある東京都児童会館の地下で見た相澤ロボットを思い出しました。



合成で使う「グリーンバック」


どうしても電波少年思い出すので壁の色がブルーじゃないのに違和感を覚えました。


楽しんでます。

若い恋人同士が、


ご年配の仲睦まじいデュオの方も初めての経験なのでしょうか?

手をにぎりあっています。


なんかダイスに色々な意味があるらしく

盤の上におくと様々に音が変化するのがありました。



あひる置いたらどんな音がするのか気になったので、この動画の2分6秒あたりで実行してます。


お兄さん邪魔してごめんなさい。





親子ともどもインタラクティブ体験の虜になっています。








自分の体重を水分量で表すマシン



ほぉ














長々とごめんなさい



次回、プラネタリウムです。