12月6日の伊集院光 深夜の馬鹿力で、ダイアログインザダーク なるイベントに、伊集院さんが行った時の話をされました。
TBSラジオが後援しているので、たまにラジオCMで、その名前は聞いたことがあったのですが、ちゃんと内容は把握できず、なんか舞台みたいなものかなって、勝手に思っていたのですが、その時の伊集院さんの体験談を聞いて、心底驚きました。
「ゼロ度の真っ暗闇の空間に、草や土が敷いてあり、水の流れる音や森の匂いが漂い、暗闇のエキスパート先導で、杖を突きながら、みんなで丸太をわたったりすることによって、あたかも今、自分が森の中にいるかのような錯覚を覚えてしまい、最後には真っ暗な喫茶店で、みんなでジュースを飲む。」
というなんて特殊で不思議なアトラクション?かと思い体験して見たくなり昨日行って来ました。
携帯や身に着けていて光るものなどはロッカーに入れておき、ハイヒールなどを履いている人は用意している靴に履き替えます。
最初にちょっと薄暗い部屋にツアー参加者の8人が入ります。リードしてくださる先導者、暗闇のエキスパートの木下さんから注意点を教わります。指先は伸ばすと相手の目に入る危険があるから少し内側に丸めて前にだし、いきなり立ったりすると後ろの人のあごに当たったりするので、誰々立ちます座りますと声をだすとか、なるほどなるほどと関心することばかりでした。次にもっと薄暗い部屋に入り、だんだんと暗闇に目を慣れさせます。そしてついに一寸先も見えない状態に光を落としツアー開始というときに木下さんは、みなさんあだ名で呼び合いましょうと言い出したのでそれぞれ自分のあだ名を名乗りました。木下さんはキノッピとなのり、参加者はテラさん、マイコさん、クリスさん、サオリさん、さっちゃんさん、アンディさん、ヒロコさん、そして
あびるでツアーを開始しました。
これ以上はネタバレになるので、書きませんが、みなさんとても明るくて、
楽しい貴重な体験ができました。
http://twitter.com/HikaruIjuin/status/10339603231805440 誤解をまねくような恐れがあることをお詫びしますが、このイベントアトラクションは都会のど真ん中で、あたかも壮大に広がる森の中にいるかのような疑似体験を楽しむ行為だけではなく、視覚障害のある方とこんなにも対等で、というか立場逆転の体験することで、私はいかに晴眼者(自分)は視覚障害者にとって本当に大事な存在なんだなってことを認識するためのものだと思いました。
なにをするにも木下さんだよりで、木下さんの声のする方、木下さんの手を頼りじゃなきゃ怖くて先に進めない体験を娯楽として楽しめる行為はなにより、
一時間もすればもとの明るい世界にもどることができて、この空間は安全であるという事が保障されているからです。
この体験をすることで、見えない世界で、例えば東京駅のホームとかに自分ひとりいて、そこから家に帰らなきゃいけないなんて行為がいかに恐怖で、見える人などの助けがどれだけ大切に思えるかの想像がリアルでできるようなりました。
今回のツアーの先導者、暗闇のエキスパート木下さんあらためキノッピさんも伊集院さんのラジオのファンだったので最後二人で共通してお話をすることができて本当によかったです。
視覚情報なく楽しめるラジオってなんて素敵なものなんだって、あらためて認識しました。
ラジオで、話していた、肌触りのよいタオルがありました。
http://www.atpress.ne.jp/view/8602 セルフで100円で紅茶など飲めるのですが、その支援はアテンドバンク設立(視覚障害者雇用のための組織基盤)のためにつかわれます。
そして偶然にも、私がこのイベントに行く2日ほど前に、29歳さんから盲導犬支援のクリック募金の存在を教えてもらっていました。
こちら側は、クリックするだけてお金はかからず、代わって企業が各団体に寄付をして、一日一円振り込まれるというものだそうなのですが、昨日と今日とでは同じクリックでも全然まったく、1クリックの重みが変わりました。
「価格.comクリック募金」 ミクシィをやられている人はアプリでありますので、
こちらからお願いします。