在日フランス大使館が新庁舎に移転して取り壊しが決定した旧庁舎を2ヶ月間、現代アート作家に好きなように使わせるというトビッキリ素敵なおもしろカッコイイ、パブリックエキシビション「NoMan'sLand(ノー・マンズ・ランド)」が開催されているということを「ゆーあびるさんなら興味がおありかとおもいますので、」と28歳さんからコメントで教えていただいたので行かせていただきました。 今年の10月まで、ほんの一か月ちょっと前までフランスだった場所にズッカズカ遠慮なく、しかも無料で入ることができるなんて楽しいです。
Agathe de Bailliencourt (アガット・ド・バイヤンクール)さんの線で描く作品があります。
1957年にジョセフ・ベルモンが設計したフランス大使館旧庁舎は東京における現代建築の見本だったそうです。
フランスのストリートアーティスト、スピーディー・グラフィトー Speedy Graphito(1961)さんが夢見た東京を描いているそうです。
Lucille Reyboz(リュスイーヌ・レイボズ、1973)さんというアーティストの依頼で、バンテージ・アーティスト、藤原ひとみ(1977)さんが中庭の木を紐で縛っています。岡田裕子(1970)さんの「 愛憎弁当 」という作品は岡田さん扮するサンフランシスコ在住の日本人料理研究家 <ヒロコ・岡田先生> が日本の弁当レシピを紹介するという、架空のカリフォルニアケーブルテレビのお料理番組でそのビデオがプロジェクターで映しながされていたのですが、キャシィ塚本からのインスパイアは少なからずともあると私は思いす。
ブランド主婦弁当
愛憎弁当(梅)
陣痛弁当
この松本春崇(1958)さんの作品が私は一番面白いと思ったのですが、大使館宿舎の移動の際に残されていた物で作られたオブジェです。
このオブジェのわきに何気なくチョンとおかれた飴を見たとき思わず爆笑しました。現代美術でこんなに笑わせてもらったのは相当ひさしぶりでした。20代前半の頃、コンセプチュアルアートを好きになって、よく見に行っていた時のことを思い出しました。
Lilian Bourgeat(リリアン・ブルジェア1970)さんの作品
Jules Julien (ジュール・ジュリアン、1975)さんの作品
Claude Leveque(クロード レベック、1953)さんのこの作品を見て、フランスの方だと思われる外国の男性がとなりの女性にこの漢字の意味を訪ねていました。パンフには「作品“鼻血”は、さまざまな暗示的意味を読み取る自由を見る者に与える。」と書いてありますが、日本人にとってはただの出オチにしか見えないと私は思います。
松井えり菜 (1984) さんの作品
佐々 瞬(1986)さんの作品は自分自身答えを用意していないそうで、見る者に疑問を誘うそうです。
シュールの一言です。
パティシエ フレデリック・マドレーヌのパティスリーLe Pommier( ル・ポミエ) が食事を提供し、インテリアデザインをリバース・プロジェクトが施した「ノー・マンズ・ランド カフェ」で軽食が楽しめます。
まだ行っていないので深いコメントは出来ませんが、物凄い雨の中行かれたんですよね?
返信削除たくさんの写真はとても参考になりました。
まさかフランス大使館で米の弁当アートとは思いもしませんでした。
1つの大使館がここまで現代アートに包まれるって発想はフランスならではだと思います。
本場のルーブル美術館やオルセー美術館、オペラ座に行ってみたいなぁ。
千鳥が淵の桜が見ごろの時期にはインド大使館でカレーを配っていると聞きます。
大使館って結構面白いですね。
28歳。
La pluie est tombée, mais était très heureux.
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