3年に一度、横浜市で開催されている現代アートの国際展
「横浜トリエンナーレ2011」に行ってきました。
11月6日まで横浜美術館,、日本郵船海岸通倉庫の2つのメイン会場を中心に、国内外のアーティストによる総計300点以上もの作品が一挙に展示開催中のまだ終わっていない展覧会、
今回ブログに珍しくエントリーすることができました。
「トリエンナーレ」とはイタリア語で「3年ごとの催し」とか言う意味で、
2年に一度の意味「ビエンナーレ」とともに国際的な美術展や芸術祭を指す言葉だそうです。
月の出、東、9月
2005
Ugo Rondinone
ウーゴ・ロンディーネ
気楽に食べさせ合おう
2011
N.S. Harsha
N.S. ハルシャ
1969年マイソール(インド)生まれ、同地在住。
One Sentenceワンセンテンス
2011
尹 秀珍(イン・シウジェン)/YIN Xiuzhen
1963年 北京(中国)生まれ。同在住。
人ひとり分の衣類をひとつにつなげ、映画のフィルムケースに模したケースにおさめたものが108人分飾られています。
この部屋の作品私二つとも大変ツボにはまりました。
こういったふざけたとも取れるいっけんバカにしたようなのを見ると笑いがこみ上げてくるのです。
現代アートの私の一番好きなところです。
One
2008
Wilfredo PRIETO
ウィルフレド・プリエト
1978年 サンクティ・スピリタス(キューバ)生まれ、ハバナ、バルセロナ在住。
2800万個ものイミテーションダイヤの中に、たった一個だけ本物のダイヤモンドが潜んでいるという作品です。
ゴールドフィンガー
2007
冨井 大裕/TOMII Motohiro
1973年 新潟県生まれ。東京都在住
金屏風に見えますが、実は65,000個の画鋲です。
5つの点が人を成す
James Lee BYARS
ジェイムス・リー・バイヤース
1932年デトロイト(アメリカ)生まれ、1997年カイロ(エジプト)にて没。
二つの部屋を使用し奥の部屋では5個のクリスタルが置かれ手前では一人の女性のパフォーマンスが行われています。
バイヤーズ存命中は実現せず、彼が残した指示書によって行われているとの事です。
他社
2002
Tobias Rehberger
トビアスレーベルガー
1966年エスリンゲン(ドイツ)生まれ、フランクフルト在住。
薄青色の59個の電球が、天井から吊り下げられているのですが、
遠隔地にいる子どもの部屋とインターネットで繋がっていて、
子ども部屋の明かりが消されると電気が灯り、
逆に子ども部屋の明かりが灯ると電気が消える仕組みで
その事はその子にには知らされていないそうです。
薄久保 香/USUKUBO Kaoru
1981年 栃木県生まれ。東京都在住
この通路を通る一人ひとりに
「これも作品です」と説明するガイドさん含め
作品の壁です。
あなたの肖像
1974
工藤哲巳
1935年青森うまれ、1990年東京にて没。
シティ3(「カンドール」シリーズより)
2007-2009
MIKE KELLEY
マイク・ケリー
1954年デトロイト(アメリカ)生まれ、ロサンゼルス在住
Tracking Happiness <幸せを追い求めて>
2009
Mircea CANTOR
ミルチャ・カントル
1977年オラディア(ルーマニア)生まれ、地球在住。
SOUND SPHERE
八木 良太
発泡スチロールの球体に、ビデオテープが巻かれていて、
下にレコード針が付いていてその不可思議な不協和音をイヤホンで聞きます。
オルガン
2008
Massimo BARTOLINI
マッシモ・バルトリーニ
1962年チューチナ(イタリア)生まれ、同地在住
知識の木
Damien HIRST / ダミアン・ハースト
1965年ブリストル(イギリス)生まれ、デヴォン(イギリス)在住。
遠くから眺めると、綺麗なステンドグラスに見えますが、全て蝶々の羽でできています。
美しいのによく見るとキモイ。
ハーストの作品は牛や鮫を切断してホルマリン保存した作品や妊婦の巨大な人体模型彫刻など
視覚的におどろしいです。
テナント
2010
Rivane Neuenschwander
リヴァーネ・ノイエンシュヴァンダー
1967年ベロ、オリゾンテ(ブラジル)生まれ、同地在住。
ライアン・ガンダー/Ryan GANDER
1976年 チェスター(イギリス)生まれ。ロンドン在住。
湯本豪一氏の妖怪コレクション
音声ガイドタダでした。
どこから来てどこへ行くのかルネ・マグリット《王様の美術館》
2011
ABE Taisuke
安部泰輔
1974年大分生まれ、同地在住。
宇宙
2008
Björn DAHLEM
ビョルン・ダーレム
1974年ミュンヘン(ドイツ)生まれ、ベルリン在住
作品に宇宙ってタイトルつけるのは現代アートで一番のズルですよね。
『TELEPHONE IN MAZE』
テレフォン・イン・メイズ
オノ・ヨーコ/ONO Yoko
1933年 東京都生まれ。ニューヨーク在住
アクリル板を組み合わせて迷路にしたもので、迷路の中央に電話機が置いてあって、不定期でオノ・ヨーコさんが
電話をかけて来てお話ができるかもというカラクミです。
残念ながらベルはなりませんでした。
ジョンレノンとの二人の愛の馴れ初めは
オノ・ヨーコさんがニューヨークで個展をひらいた時、そこにジョンレノンが偶然フラっと立ち寄り、彼女の作品
三脚があってそれに上って吊り下げられている虫眼鏡で天井に小さく書かれている文字
「 I love you ]
おもむろに見つけるインスタレーション
経験して面白いと感じたからです。
私もネタ知らないで同じ体験したら絶対爆笑するので、
まあ、ジョンも私と同じ感性だったということなのでしょう。
。
。
横浜トリエンナーレで検索すると、予測変換で
「つまらない」が上位に来るのですが
全く関係なかったです。
超絶に尽くすほど色鮮やかに興奮の坩堝でした。
私がもともと美術に一番最初に興味心惹かれたのがコンテンポラリーアートで
好餌なのが大きいのですが、
ひねくり具合がほんとたまらなかったです。
日本郵船海岸通倉庫の方も行ったのですが、
また無駄に長くなるので次にします。
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