2011年11月21日月曜日

シンドラーのリスト

アウシュビッシュに行くのだから、観ておかなければとアマゾンで
「シンドラーのリスト スペシャルエディションDVDを買って旅行前日に観ました。

スピルバーグは数多くの無実の人々の血が流されたと云う史実を伝えるものに
報酬は不適切だとの考えで、本作の仕事についての報酬は一切得ていないそうです。


通称「プワショフの屠殺人」、アーモン・ゲート少尉


衝撃的なシーンの連続で普段だったら目を覆いたくなる箇所が随所に現れるのですが、
最後まで引き込まれるように見入ってしまいました。

多分そこが、スピルバーグが世界に名高い映画監督たるところなんだなと思います。
ただ心の中で、映画だし脚色があるのでしょうねと内心は思っていたのですが、

2枚目のディスクの映像特典で生存者たちの証言を見てあ然としました。
ネタバレになるのでストーリーは明かしませんが、列車が間違えてあっち行っちゃったり、
冗談かのようにスパスパと人の頭を撃ちぬく気狂い少尉が実在で
本当にあった出来事を忠実に映像化していた事が分かりました。


なのでよりいっそうオスカー・シンドラーのおこないの凄さに感動です。



そしてもう一つの特典映像のスピルバーグが設立した「ショア財団」の活動内容を見て、
ホロコーストだけじゃなく

ポル・ポトの大虐殺やアルメニア人虐殺、
ルワンダ虐殺など大量虐殺があったこと、



人類の歴史には幾度となく考えられないほどの
ジェノサイドが繰り返しおこなわれてきた事実をしりました。

それはすべて人の無知や偏見が生み出したもの、
差別で人に優劣をつけ異教徒だからと
同じ人なのに毛嫌いし殺してもなにもいとわない感情


けして繰り返してはいけない、そして他人事ではないという現実を

知っておかなければならない


そのためにもこの映画をたくさんの方に観てもらいたいとせつに思うしだいであります。






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