2012年11月26日月曜日

大地の芸術祭2012⑧ 栃窪温泉 早稲田館

自然科学館キョロロの後は、

なれない自動車運転して

猛暑の中での作品めぐりに疲れたので

早めに今夜の宿に帰ろうと車走らせました。



泊まる宿は二週間前に事前に電話で予約していた

(むいかまちおんせんきょうぎんぽうかくつきのゆ)

夜7時ごろ伺いますと告げていました。

カーナビに旅館の電話番号をインプットすると、

最初に現れたコースがなんか途中、

工事中で通れませんよと現れたのですが、

なんか私はさして気にせず選べることもあり

そのコースを選択しました。



しばらくすると

あれだけの晴天だったのに

いきなり雲ってきたかと思うと

突然の豪雨に見舞われました。

今まで私の経験したことのないぐらいの

地響き鳴り響く強烈なスコールで

これがもしかしたら冬、

ここが世界有数の豪雪地帯になることえの


因果関係があるものかと思いました。


雨の中まったく他の車とすれ違うことなく

山道をくねくね進むのですが、



進めど進めど

どんどん

ひと気がなくなって来て

道も狭くなるのです。

ちょっとおかしいだろうと思えるぐらい道幅がせまくなり、

最終的に山の上の民家の庭で行き止まり、

どう考えてもこれはおかしいと

もう一度カーナビに電話番号入力して

最初選択したコースとは変えて

あらため進みました。


すっかりあたり暗くなりました。

夜道車はしらせるの怖いから早めに宿に向かったのに

なんたる失態、

もう肉体的精神的に限界に近づいてました。

ようやく、ようやっと

“旅館、銀峰閣月乃湯”に着きました。

7時40分ごろで

予定していた時間を少し過ぎてしまったなと

「いやーカーナビにだまされまして」

とまず言い訳して誤魔化そうと考えながら

宿に入ると・・。

フロント真っ暗でした。


あれ、7時に来るって約束してたのに何でだろうと不思議に思いました。



小声で「すみませ~ん」と恐る恐る中に入ります。


すると、60歳前半ぐらいでしょうか

女将さんとみうけられる方が調理場から出てこられたので、



「あっ、今日予約していたあびるです。」



と声をかけると信じられない言葉が返ってきました。





「本日はどなたのご予約も受けたまっておりませんが?」





え゛ー!何すかそれは!?と



必死でたどり着いた暁の結果がそれで


疲れきった私は大落胆した表情してたと思います。


もう一歩も動けない何とかしてくださいオーラを感じ取ってくださったのでしょう



女将さんが


「ごめんなさい、私最近ボケてきちゃったのかしら、どうぞお部屋へご案内します。」

なんとか無事泊めていただけるはこびとなりました。


「ありあわせですが、食事の用意しますのでお風呂へどうぞ」


汗でベタベタになった身体をさっぱり洗い流しました。







ここでちょっと

余談ですが


モグタンとかは車に置いてきてます

理由はここで変な奴だと思われたら泊めてくれないと察知したからです。


各部屋は谷川岳や中ノ岳などスキーで有名どころの名前が付けられていました。


私が泊まった部屋はF-3巻機山です。




部屋の前にはビールの自販機あるのですが、

シーズンオフなので残念ながら電源は入っていません










有り合わせとおっしゃいましたが、

全然そんなことないとってもうれしい豪華絢爛、


こんなに品数の多い食事は

私本気で初めてです。


やさしいお味のお吸い物、


そしてやっぱり新潟のお米は美味しかったです。

食事を頂き、

ナイトキャップとしてもう一本ビールをもらって部屋に戻ると

布団がしいてありました。


バタンキューでねます。
















夜中一時ごろに喉が渇いて目を覚ましました。

車の中においてあったポカリスエットを取りに外にでてみると、







あまりの星空の美しさに思わず卒倒しそうになしました。


私がまず最初に思ったのは

プラネタリウムに似てるなーで

それぐらいいっぱい星が瞬いているのです。

でも今までたくさん観た天象儀の夜空と違うと思ったのは


そら全体がプラネタリウムの水平型ドームなので


そこに星が満ちてるから


星の位置が高いのです。





地上からの光が少なく、空気が澄んでいると


こんな世界が広がるのかと



私は今まで、実際自分がそういうところへ行けない僻みからですが、




プラネタリウムの星空を偽者だと馬鹿にして本当の星空なぜ見ないの?とか言う人に対して

「本当の星はロケットに乗らないと見れないんだよ!」的な揚げ足を取る行為でしか

己の腐りかけの自尊心をたもてなかったことを恥じます。


自然のプラネタリウムの魅力にすっかり嵌りました。




部屋に戻ってまた寝たのですが、

朝方目が覚め、部屋から見た朝焼けの美しさがまた


この世のものとはおもえぬ

言語に絶するものでした。


なんたらK解像度とか何億万フルハイビジョンでも

この映像は映し出せません。



標高500mの高台にある旅館なので、

朝涼しいのも良かったです。


死ぬまでに一度は私もスキー冬体験物語してみたいです。




昨晩宿に着いた時はもう暗かったので



ちゃんと写せなかった旅館の外観をこの時撮りました。



今回ブログの更新するので


あらためて画像見直したら


とんでもないものが写ってました。










銀峰閣月乃湯(ぎんぽうかくつきのゆ)じゃないじゃない!?



泊まるとこ間違えてた・・。




ボケてるのは女将さんじゃなくて



完全に私のほうでした。

言い訳をさせてください・・。

旅館 銀峰閣月乃湯の住所は新潟県南魚沼市栃窪1220
旅館 早稲田館は・・・・・・・・・新潟県南魚沼市栃窪1193

27というほんの些細な誤差しかなく、

そして私にまったく非がない事の証明として


キット(カーナビ)が、ちょうど早稲田館の前で


『目的地周辺です。音声案内を終了します』


と勝手に任務終了されたことにより、


もうここしかないと思うじゃないですか


これは当然に「だれでも人類全体」全ての生命が


間違えますよね。




致し方のないことでどう考えても私は被害者なのです!



ここがアメリカだったらカーナビ会社を訴訟して


多額の金額をふんだくってやるところですよ本当にもうぷんぷん・・・・。



御免なさい、本当にスミマセンでした。


銀峰閣月乃湯さんには


次の芸術祭の時に必ずお詫びに伺い


支払わなければならないキャンセル料をお支払いします。



そして突然現れた身元も分からない私を

泊めてくださった早稲田館の女将さんには


なんとお礼を申し上げたらよいか分かりません。



また私は旅でちょんぼしでかしてました。

旅の恥はかき捨てといいますが、もうやだこんな脳みそ

でも

この上る朝日はこっちの旅館じゃなかったら見れなかったんだと

もうやらかしてしまった過去なので

とにかく肯定的に考えることにします。

この時、綺麗だーと思いながらも

また暑くなるんだろうなという懸念を正味感じてました。



さー芸術祭回れるのは

これで残り後半日と

まだまだたくさん観たい作品あるので

5時過ぎにチェックアウトすませ

轟天号に乗り込みました。

絶好のアート散策めぐり日和です。



それで

来た時には気づかなかったのですが

宿の近くには大きな池があって

時間があったらのんびり微睡み眺めていたいと心底思いました。






急に休みが取れて大地の芸術祭に行ってみようと

思っても開催中はどこも埋まってて泊まる宿がないとお嘆きのあなた


そうそこの貴方!


そんな時は栃窪温泉 早稲田館にお電話してみてくださいね。




2 件のコメント:

  1. 最初の虹の写真がキレイで、
    どんどん細くなっていく山道に
    こちらまでドキドキし、
    やっとたどり着いた宿にホッとし、
    あぁ、越後妻有の夏のご飯だぁ♪って思い、
    夜空や朝焼けの写真に
    素敵だなぁ。。。なんて思いながら読み進んでいたら・・
    まさかの

    宿違い!!!

    パソコンの前で声、出ちゃいました!

    でも無事に泊まることが出来て良かったですね。
    宿、女将さん、夜空に満天の星、美しい朝焼け・・
    間違ったから出会えたんですよね。
    『一期一会』ですね。


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  2. 今回の一件で、私の過去に犯した失態が走馬灯のように蘇ってきました。

    パリの空港での迷子やチェコの空港で間違えて流しのタクシー乗っちゃったりとか、
    思え返せば己の無知と教養のなさで巻き起こる空前の学園ラブコメディの数々を振り返ると

    これはもはや私は「おっちょこちょい」なんて可愛い言葉じゃ済まされない
    低脳痴れ者野郎なんだとつくづく思い知らされました。


    実は私は存在自体がテロなんじゃないかと、とんだ迷惑をかけられる回りの人たちにとって
    私のおバカさんな珍行動は完全にテロ行為に他なりません。

    「お前のバカさ加減にゃ、父ちゃん情けなくて涙が出てくらあ!」(東野英心)

    と冗談じゃなく結構本気で情けなくて落ち込みます。

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