寒くなったなーと最近思いますが、現在の新潟はこんなもんじゃないのですよね。
私は暑いのが嫌いなので、冬がすきなのですが、もし夏という季節がなくなったら、
すごしやすい、春や秋を好きになり冬が嫌いになるのだろうなと
冬は寒くて辛いけど、夏というもっと辛くて嫌いな対象があるから、冬を肯定する自分がいて
その嫌なものがなくなると、次に苦手な寒い冬が繰上げで一番嫌いになる、
そんなこと考えました。
じゃーもし、常春の国 マリネラ(パタリロ)にすんだら
どうなるんだろう?
一年中春という環境下におかれた場合、
きっと
夏や秋や冬に憧れをいだくのだろうなと
南国に暮らす人々にとって決して降ることの無い
パウダースノーの世界に恋焦がれるものでしょうし、
ひとってつくづく
ないものねだりの I Want You (C-C-B)ですね。
それでは夏の芸術祭の続きです。
二日目最初は中里エリアに向かいました。
山の面に沿うように道路がしかれています。
徒歩とか自転車だと大変だよなーと
35歳の時思い切って免許取っといて本当によかったなと
このとき、轟天号(ヴィッツ)走らせながら心底思ってました。
大地の芸術祭の旗は見えると
気持ちが高ぶってきます。
最初に着いたのは
作品番号N 054 うつすいえ
作品番号N066 なじょだい?
です。
「うつすいえ」は天井に無数の光ファイバーが吊り下げられていてるというので見てみたくて
なじょだい?は地元の言葉で「元気かい?」だそうです。
しかし、
OPENが10:00からなので開いてませんでした。
後でまたこようと思ってたのですが、
時間の関係で断念しました。
天井から降り注ぐ無数の星みたかったので
上は大地の芸術祭ホームページの画像です
次の芸術祭の時のおたのしみにします。
作品番号 N012 中里かかしの庭
制作年 2000
クリス・マシューズ(イギリス)
清津渓谷に入る手前の道路沿いにありました。
カラフルな案山子(かかし)18体が点在する、イギリスの方の作品です。
もうあたり一面夏、夏、夏って景色が広がってました。
夏といって連想するのは大江千里のこの曲です。
なんでもこの場所は
当間(あてま)高原リゾート ホテルベルナティオという
新潟県の「マイ・ライフリゾート新潟構想」により425億円投資して
作られた複合施設でした。
ホテルの建物だけじゃなく、あの見えているコテージ(12棟)でお泊りできるそうです。
敷地は東京ディズニーランドの約10倍あるそうです。
そしてその十日町エリア、当間高原リゾート近くにあるのがこの作品。
作品番号T155 再構築
制作年2006
行武治美
全体が丸い鏡に覆われた家の作品です。
もう6年前の作品なのに鏡ぴかぴかでした。
風で景色がキラキラ揺れていました。
作品番号M037 金属職人の家
もまだ10時前なので、
開いてませんでした。
作品番号M 011 かささぎたちの家
制作年2003
金九漢
きむ・くーはん(韓国)
陶器で作られた家で、
すっぽりと窯で覆い、約1ヶ月焼かれて完成したのだそうです。
地域住民の声により「子どもたちのための公園」としての場所でもあります。
お子様が入るのにちょうどよい広さで
まるで秘密基地のようです。
かささぎは、韓国では幸せを呼ぶ鳥だそう
作品番号M036 在るべき場所
制作年2012
劉佳婧
りゅう・じゃじんぐ(中国)
田園の あぜ道 に立てられた、
世界各地のいろんな場所への道標が
面白いと評判なのでとても見たかのです。
ここからのその地点までの距離を知ることで
逆に今立っている場所がどこなのかを認識するインスタレーションだそうです。
信濃川が削り、大地が隆起することの繰り返しによって、
この壮大な土地が出来上がたのだそうです。
くりぬかれた土地は盆地となり、夏は大変暑く、よっておいしいお米ができるのだそうです。
ところで、大江千里は今なにしてるのでしょうか?
大地には透き通った水が勢いよくたくさん流れています。
作品番号M035 タイム・トンネル
制作年2012
呉達新
うー・だしん(中国)
黒く塗られた草刈り機やクワ。
その中心の先には原色のスコップが。
この地方ならではのかまぼこ型の倉庫の中に作品がありました。
作品番号M003 森
制作年2000
本間 純
私は今回初めて大地の芸術祭に来て、
絶対見たいと思っていた作品
かたくりの宿にあるMelting Wall(メルティング・ウオール)も
上は大地の芸術祭ホームページからの画像です
本間さんの作品でした。
約7000本の鉛筆による森です。
作品番号M002 カモシカの家族
制作年2000
ゲオルギー・チャプカノフ
(ブルガリア)
農機具を溶接して作られた作品だそうです。
マウンテンパーク津南展望台にある作品めざして細い山道、
向かいから車きたら
どうしようかとドキドキしながら上ります。
頂上付近の車止めるところには
過去に使われていたリフトが。
あの頂上に作品があります。
いったいなんてところに作品設置してるんですかと
不思議に思いながら
ハァハァしながら上りました。
こんな高いところにですよ。
着きました。
このずいぶん昔に作られたであろう黄色い展望台の中にあります。
作品番号M033 山の頂きへ
制作年2012
滝沢達史
虫が入るとのことで白いレースのカーテンがひかれています。
展望台の中には、ミニチュアのスキー場。
滝沢さんは津南町育ちのアーティストだそうです。
じつに面白い、やっぱり現代アートが一番私好きです。
そしてこれがマウンテンパーク津南のてっぺんからの眺めです。
この景色を見せるためにあえて山頂に作品作ったのだと思います。
見せたい地域の魅力的な場所に作品を置くというのはとても良い考えです。
日本一 の河岸段丘(かがんだんきゅう)の 眺望(ちょうぼう)
この絶景名風景パノラマで見れるとこありました。
スキーやったことないので創造ですが、
こんなところからすべったらさも気持ちよいのでしょうね。
向こう側に新しい現在のリフトが見えます。
新潟はこの数日ですっかり雪景色となりました。
返信削除冬は好きな季節ですが、
大雪が続くと『もう十分です・・』と思い、
でも小雪の冬だとなんだか物足りなくて・・
ワガママですね。
青空が映りこんだ『再構築』キレイです。
この作品はいろんな時間に見てみたいな、と思いました。
時間によって見え方が変わってくるんだろうな、と。
何度も足を運べばよかった、と
他の方の写真を見るたびに思います。
『在るべき場所』『タイム・トンネル』
今回、私、かなりお気に入りの場所でした。
『在るべき場所』はひとつひとつの看板を見ながら、
「なぜ作者はこの場所を選んだのだろう?思い入れのある場所なんだろうか?」などと考えるのが楽しくて。
たくさんの看板を見た後の『タイム・トンネル』は
本当にどこかへ行ってしまうのでは・・と引き込まれました。
そして、マウンテンパーク津南。
実は私、行った事がなくて・・
写真を見て『なぜ行かなかった、私・・』と後悔。
作品も景色も・・この場所でしか見れないのに。
青空、雲、木々の深い緑、山々、本当にキレイ。
「再構築」は農作業のための物置小屋を全面改修したもので、
返信削除頑丈な補強がほどかされているそうですが、
作者さんみずから手作業で削った丸い鏡はどうしても雪の重みで、
割れしまうそうで今年も20枚あまり割れたそうです。
風が吹くとキラキラと光を反射したのは、
一部の鏡を固定しないことによる効果でありました。
「在るべき場所」で不思議に思ったのは
ムーミン谷まで76756kmとのことですが、地球一周は約40000kmなので
この地球上に存在する場所じゃなく、でも他の天体にしては近すぎるので
人間には消して見えなくて、ラピュタ的に空間に浮かぶ
不思議ワールドにあるのだろうなと空想しました。
「タイム・トンネル」はそこから眺める風景が
10年、20年100年後どう変わっていくのか
今とはまったく違う世界がタイムトンネルの先にのぞけるのかもしれません。
マウンテンパークの頂上にある茶屋峠物語を読んで
この峠は上越地方と関東、信州をつなぐ街道の分岐にあり
見晴らしの良さから茶屋峠といい乱世の昔から悠久の河岸段丘で繰り広げられた
歴史を見続けてきた峠なんだと教わりました。
この場所から見る星空をとても見てみたいです。