プラネタリウム好きにとって聖地と呼ばれている
荒川区立プラネタリウム館に前々から凄い行きたかったのですが、
投影が月2回の毎月第二土曜日、第四土曜日だけで
仕事でどうしても無理だったのですが、
奇跡的にお休みがもてたので
12月の22日の土曜に行ってきました。
なんかものすごい豪雨でした。
最寄駅がJR三河島駅とのことで降りたんですけど、
ホームだれもいません。
駅を出ると駅前に立派な地図があり、
ちゃんとプラネタリウム館とかかれています。
荒川図書館のとなりにあるとのこと。
ざんざん降りのなか、
ひたすら、
聖地めざして、
歩きます。
しかし、
地図どおりに
狭い民家の中をうねうねと
進みながら本当に
この近辺にプラネタリウムあるのか?と
39年間迷子の人生でありんすので
よけいに不安に陥っていると、
プラネタリウムのドーム発見しました。
でも入り口はここじゃないので
まわりこんでみました。
なにやら屋上に天体観測のドームのある建物も発見。
なんとそこが荒川図書館でした。
民家の中に隠れるようにある秘密のライブラリー。
図書館マニア必見です。
その秘境の図書館、
さらにおくに
星空の天球儀があるのです。
進んで左にまわった先にある
通信制の高校の建物わきに
エルサレムに続く道があります。
で、なぜかその通路に
岩石名のかかれたプレートがありまして、
そういえば
なんか石が雨ざらしの状態で
並んでいるのですが、
べつに私石に興味ないので無視しまして
いよいよ
この先に
憧れのエルドラドが。
荒川区立プラネタリウム館着きました。
感無量です。
なかのZEROプラネタリウムのビラが張ってました。
クリスマス特別投映ですか、、。
こういうプラネタリウム好きが一人で見に行って
激しく後悔してしまう
悲しくなる星空はほんと滅亡してほしいです。
そういうクリスマスだとかいう
恋人たちの夜のための前戯フェスタ
かかわっても心がけがれるだけなので
そんなものより聖なる美しいものに出会います。
国産で稼動している
最古のプラネタリウムとの
ご対面(パンチDEデート)です。
日本で最初に設置されたプラネタリウムは
旧大阪市立電気科学館の投影機(1937~89年)の
カール・ツァイス・イエナ社製「ツァイスII型」で
アジアで最初のプラネタリウムでもあり、
52年間稼動してました。
日本で現役稼働で一番古いプラネタリウムは、
1960年6月から稼動の
兵庫県明石市立天文科学館にある
同じカール・ツァ イス・イエナ社(旧東ドイツ)製の投影機で
旧大阪市立電気科学館の投影機(1937~89年)を抜いて“長寿日本一”になりました。
昭和39年(1964年)に開館したこちらのプラネタリウム館は、
「子供たちに宇宙をもっと身近に学んでもらうように」と、
設立当時から入場無料を守り続けているそうです。
30分ほどで作ったというスカイツリー。
プロジェクターも完備してます。
葉加瀬太郎の嫁高田万由子が座った同じ場所を確保しました。
コンソールをのぞかせていただきました。
そして前任から引き継いで、
もと教員でプラネタリウム解説員の杉本さんとお話するチャンスがあったので
「私最初、星に興味があるとかじゃなかったのですが、科学館めぐりしてたら必ずプラネタリウムあるじゃないですか、
、
そしたら都内の主要なプラネタリウム全部行きまして、
あとチェコとポーランドのプラネタリウムも行きました。」
と自慢したら大変杉本さん食いついてくださいました。
そしたら
杉本さんに葉加瀬太郎の嫁高田万由子みたいに
コンソールの細かい説明をしてもらえちゃいました。
私が「全部アナログで操作むずかしいのですよね。」と質問すると
「そんなことないのよ、とても単純よ。」とおっしゃりました。
細かいメモリとか打ってないんですよね。
私が杉本さんに
「どうして月二回だけの投影なんですか?」
とお聞きすると
即答でそれ以上はできないと
毎回内容は必ず違うものにしたいから
そしてプラネタリウムは最古でも
プログラムは現代の新しい星ぼし
最新の宇宙の内容を描きたいから
妥協できないから週二回しかとても無理なのだそうです。
あと、
なんで図書館の屋上に天体観測があるのか聞いたら
最初は科学館だったのが、あとで図書館に変わって
このプラネタリウムだけがそのまま残って現在にいたるのだそうです。
図書館の屋上にあった望遠鏡は3,11の震災で倒れて壊れ
修復するお金がないからそのままなのだとのこと。
この日は
こんな悪天候な日よりなのに
15人のお客さんがいらしゃいました。
普段天気の良い日なら30人ぐらいあつまるのだそうです。
愛されてますよね。
それで
今回のテーマは
ブラックホールのなぞだったのですが、
とてもよく考えられた、
さすが伝説のプラネタリウムと言われるだけのゆえんに
納得させられまいした。
投影終わって外にでるとすっかり晴れてました。
今年も色々なプラネタリウム見ましたが
年終わり最後に
48年前の“日本”の夜空を体感できたことが本当によかったです。
ここに来て
プラネタリウムを見てきた人たちの
思いえがいた夢の数はメガスターなんてくらべられないほどの
それはもう瞬くたくさんの星空が
なくならないでいつまでも輝いていてほしいです。
そしてこれが今年最後のこのブログの更新になります。
それではみなさん、よいお年を ...
2018年2月追記
なんと五藤光学からメールがきました。
了解しました、どうぞお使いになってください。
今年最後の締めくくりに
返信削除伝説のプラネタリウム、素敵な休日になりましたね♪
毎回、内容の違うプログラムってすごいです。
私のイメージは
春夏秋冬それぞれの星空&時期的・イベント的な(クリスマスとか)内容なので、
毎回、内容が変わるっていうのは、すごい。
そんなプラネタリウムが近くにあったら
通いたくなりますね!
来年も素敵な出来事がたくさんありますように☆
よいお年を!!
あけましておめでとうございます!!
返信削除ここは、すごいプラネタリウムだと本当に思います。
48年間もしかもずっと無料
継続(中谷 美紀)は力だなあと
あけおめです!
返信削除ご無沙汰しております。夏の妖精です☆
久々に拝見させていただいたら、なんとゆーあびる様は私なんかのことを覚えていてくださって鎌倉文学にまで御足労いただいていて正月早々本当に感激です!
プラネタリウム素敵ですね。
本当にケイゾクは力ですね。
相変わらず面白くてためになる気付きの
多いブログですね。
ああ、、また夏の妖精さんからコメントいただけるなんて
返信削除色々あったけどブログ続けてきて本当によかったです。
夏の妖精さんは、毎回スベッてる私の思いつきコメントをおもしろいと褒めてくれた初めての人で、
自分でもこれでいいのか?とさだまってなかったブログの方向性を
「あっこれで間違ってないかも」と自身がもてて今日までやってこれた部分大きいので、
夏の妖精さんにはとても感謝しています。
それで、一月一日のたむさんへの返信コメントなのですが、
年末から昨日までちょっと仕事だったので、
休みになっておちついたら書こうと思っていたのですが、
あまりにも嬉しかったので飲んだ勢いで
書きかけのをそのままあげてました。
たむさん返信おくれてすみません!!
返信削除ここは、すごいプラネタリウムだと本当に思います。
1964年、東京オリンピックが開催された年から今年で49年間という年月
しかもずっと無料で星の世界を穹窿(そら)に映し続けてきたなんて驚愕します。
日本製のプラネタリウム最古の現役機ということで今では日本中から観に来る人が
増えているそうです。
人々から愛され続けるその理由が毎回プログラムを変えて
古いプラネタリウムだからって内容まで古くしないという心意気で
ケイゾクした努力をおこたらないということを学びました。
地平線をあらわすスカイラインもこの屋上から見た風景をもとに黒い紙で町並みを再現している
手作りだったり、アットホームな空間がまたなんとも心地よいのです。
そして私はとても気になるのですが、
壊れたら部品とかどうするのでしょうか?
もはや五藤光学には当時製作にかかわった方は定年されているでしょうし
もしイタズラで壊されたりしたら修復できるのかとても心配です。
優しい満天の星いつまでも輝いていてほしいと星に願います。
はじめまして通りすがりの荒川区民です。
返信削除このプラネタリウムですが、3月で閉館のようです。
結果的に間に合われたようでよかったですが。
残念でなりません。。。
え゛…。
返信削除いやぁーーーーーーーーーーーーーショックです。
大切に守り抜いてきたものが、昭和がまた消えてしまうのですか?!
実際に行きまして、とにかく驚いたのは、築49年の歳月のプラネタリウム施設なのに、なぜか古いなーとか思わなかったのです。星を愛する皆さんが大切に大切にチリ一つなく清潔感から伝わってくるその愛情度合いが計り知れなかったですので、
あんなに大切にされてる場所が無くなるかと思うと胸が痛いです。
教えてくださいまして本当にありがとうございます。
仕事休んででも、なんとか最後の投影見にいきたいと思います。
早速の返信で恐縮です
返信削除喜んでというか、悲しんで頂けたようで。。。
1月中頃の区議会か何かで議題にあがり決まったようで、まだ正式なアナウンスはないようです。
区内の小学校ですと平日に学校授業の一環で行きますので、私の周りでも親子2代お世話になった者がたくさんおります。地味ながら代々受け継がれていく文化遺産とも言っていいくらいの誇りに思っていたのですが。
先週の土曜日が1月2回目の上映会で、息子とそれこそ何十年ぶりに訪れましたが本当にそのままで。。。
話を聞きつけた方もいるようで、補助席が出るほど盛況でした。
施設の規模が規模ですんで、このまま静かに引退させてあげたい気もしますが、あまりにも残念で、最後はあの施設の良さが本当にわかる方々に見守られて欲しいと思い、コメントさせてもらいました。
自分が幼い時見た同じものを、かわらなく子どもと共有できる場所なんて、
返信削除もう、なかなかありませんよね。
今まで気づかないで消えていったものいくつあるのでしょうか?
デジタル化などの技術が進んだプラネタリウム昨今ですが、
私は昭和の古い投影機の淡い光の方が心落ちつきます。
プラネタリウムはいかがでしょう?
どんな時も決して消えることのない、美しい無窮のきらめき...
プラネタリウムはいかがでしょう?
はじめまして。
返信削除プラネタリウムを検索していたら偶然辿り着きました。
随分と沢山のプラネタリウムを訪問されているようでとても驚きました!
しかもチェコまで行かれているとは…
プラネタリウムは各館の特色や個性があっていいですよね。
私自身まだまだ行きたいプラネタリウムが沢山あるものの、まだまだ
制覇には時間がかかりそうです。
その一方で閉館やリニューアルで消えていくプラネタリウムも少なからず
あるという現実も淋しいものです。
zinさんコメントありがとうございます。
返信削除私はなんとなしに投影機にそそられるものを感じましてプラネタリウム巡り始めたしだいです。
日本にあるプラネタリウムは役400館で、ヨーロッパが約500館、一番多いのがアメリカで約1500館なのだそうなのですが、
面積あたりのプラネタリウム設置館密集率は我が国ニッポンが世界一位ですので、
よい場所よいタイミングの幸運な時代に自分は生まれたのだなと思えるのです。
ライフワークとしてこれからも星見続けていきます。