たまたま何気なくですが、
単館系でなにか私の
心掛かる電影やってないかしらと検索かけましたところ
神保町の岩波ホールで、
ホロコースト関連だろうと思われる作品上映中でしたので、
私も観光とはいえ、アウシュヴィッツに行きまして
直接、
日本人ガイド中谷さんから
「あなたはもっと勉強しなきゃだめですよっ」
と
悟られた経験を思い出したので観に行きました。
私は最初に一回目初めてしょけん【初見】で映画観る前は
なるべく内容は知らないで
観賞したほうが楽しめると考えていますので、
ユダヤ人の女性哲学者ハンナ・アーレントを描く感動の実話だという
ぐらいの事前情報だけで来ました。
それで、来る前に
完全に私ナメていたのですが
ミニシアターでの上映作品だし
テーマがやっぱし基本
暗くて重いんだろうな?と
観客そんなに来ないでしょうと
三分の一ぐらいしか席埋まらなかったし、
という頭でいましたので
10階エレベーター降りてびっくりしました。
階段けっこう下までお客さんがならんでいるのです。
ホームページに混雑状況を知らせてくれる場所ありました。
私が見たのは水曜夜7時なのでじゃっかん
空いている時間帯でした。
チケット売り切れてなくてよかったです。
なんでもこの入りは
岩波ホール2日間全回満席、約10年ぶり快挙なのだそうです。
ポーランド映画祭 2013が11月30日から12月13日の間、
東京のシアター・イメージフォーラムで開催告知ポスター貼ってました。
プラハのトラムの広告思い出したので貼り付けておきます。
私の映画の感想は
「とんでもない強い意志で、自ら周りの状況に流されることなく、
考えることの大切さ己の信じる正しいと思う心を貫き通し唱える
聡明なニコチン中毒オバさんによるヒストリア」
です。
<矢野顕子さんのハンナ・アーレントのコメント>
わたしはハンナとは違う意見を持つが、そういうわたしをハンナはきっと理解してくれるだろうと思う。
そういう事の大切さを教えてくれる映画です。
<鳥越俊太郎(ジャーナリスト)さんのコメント>
考えることを止め組織の命令に黙々と従う「悪の凡庸」。
これこそがナチスの本質的罪だと映画は訴える。
戦時中の日本も同じである。
<安藤優子(ニュースキャスター)>
自分が信ずることを揺るがずに伝えること。
それがどれほどに厳しく孤独なことか。
ハンナの強さにものすごく憧れます。
しかし劇中本当に
「風立ちぬ」など比じゃないほどに喫煙シーンだらけでした。
それと
マルガレーテ・フォン・トロッタ監督・脚本、バルバラ・スコヴァ主演の、同じコンビによる
は現在では廃盤になっています。
演説シーンが定評高いです。
27年前だけあって若い。
バルバラ・スコヴァはこの作品で
1986年カンヌ国際映画祭主演女優賞されました。
「ローザ・ルクセンブルク」は26年前の1987年、
同じ岩波ホールで公開され
今年2月に死去した岩波ホールの総支配人、
高野悦子さんを追悼する特集上映として
一週間だけ公開されました。
ちょうど「ハンナ・アーレント」放映前で、
連日終始満員だったそうです。
「ハンナ・アーレント」の次に上映される作品は
映画館の設置が法律で禁じられている国・サウジアラビアの
初の女性監督による長編デビュー映画
『少女は自転車にのって』です。
2013年12月14日からです。
岩波ホールは地下鉄神保町駅と直結しているので
雨の日風の日など天候に左右されずにこれる
どんちゃんどんとこいなんでもこいの映画館でした。
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