2011年4月4日月曜日

チェコ旅行 16 小さな中世の城下町

トロリーバスが走ってました。 さすがにアラフォー世代の私でも実際に走っているの見たのは初めてだったので軽い衝撃でした。
旧共産圏時代に作られた集合住宅地がその後壁の色をカラフルに塗り替えられています。

日本の高度成長期時代のマンモス団地を思い出しました。



チェスキー・クルムロフまでの車中、桐渕さんに色々とネットだけではなかなか知りえないチェコの生活事情を教えていただきました。


・盗難が多いのでバイクが普及しない

この三日間気づいたら全くバイク、スクーターを見かけないので不思議に思ってました。



・車はほとんどがマニュアル車

日本ではよっぽど車好きのマニアぐらいしか選ばないMT車ですが、上手に乗ればAT車よりも燃費が良くて、構造が単純で壊れても経費も修理も速く済むMT車の方を同じ車に長く乗り続けるチェコ人に向いているそうです。



・チェコ人は朝食を食べない

チェコでは専業主婦というのが珍しいので、両親とも働いているからなのでしょうか、朝に食事を作る週間はないそうで、10時ごろに会社や学校など軽食の時間が設けられるとの事です。

桐渕さん親子も最初この風習を知らなくて手ぶらで子供を学校に行かせたら先生に

「子供には小額のお金かお菓子を持たせてください。」

と言われて驚いたそうです。


・チェコ人はお風呂に入らない

これは夢の中の住人でいつまでもい続けたい自分にとってあまり知りたくなかった事実なのですが、毎日シャワー浴びたり頭とか洗う人は珍しいそうです。なので冬はまだいいけど夏のトラムは臭くて堪らないそうです。

それを聞いた時、そういえば私も一回ですが、トラムで一人ちょっと異臭を放つお婆さんがいた事を思い出しました。



・大学進学率が驚くべく低い

チェコでは中学を出ると日本で言う高校に進学する人自体が少なくて、ほとんどの人がその仕事に就くための様々な職業訓練学校に通うとのこと。


・ビールが安いのは上がると暴動が起きるから

チェコも段々と物価が上がって来ているのですが、ビールだけは昔と値段変わらないのは、日本みたいに酒税を上げてビールで税金を徴収しようとするものなら確実に民衆が暴動を起こすので、その回避としてお値段据え置きのままなんですって。




憧れていた場所に近づいてきました。

チェスキー・クルムロフ本当に来ちゃいました。
ヴィーテク領主家により川と起伏を利用して1250年頃建てられた城塞です。



・・ついに、恋焦がれ夢にまで見た迷宮のラビリンスに足を踏み入れます。





700年前銀山で栄えた町が、その後そのまま時の流れから取り残されました。




忘れ去られたことにより今でも中世の町並みがそのまま残されています。



蛇行している川はプラハでも見たモルダウ川です。




1992年に町全体が世界遺産に登録されました。








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