2012年3月13日火曜日

サラの鍵

ポーランド旅行記、それもアウシュヴッツの途中ですが、


 昨日映画観て来たので その事について書きます。







『Sarah's Key / サラの鍵』


原作はタチアナ・ド・ロネのベストセラー小説で

フランスでの、ヴェルディヴ事件をもとに描いたフュクションです。


ヴェルディヴとはヴェロドーム・ディヴィエール(冬季用自転車競技場)の略で、
1942年7月16日にパリで行われたユダヤ人一斉検挙のことを指します。

囚われたユダヤ人をこの競技場に閉じ込めたために、事件そのものをヴェルディヴと呼ぶようになったそうです。

ナチスドイツによるユダヤ人迫害は知られていますが、フランス政府がナチに加担してユダヤ人狩りを行い、
多くのユダヤ人をアウシュビッツに送っていたとは知りませんでした。



1995年に当時のシラク大統領が認めるまでフランスではこのことは極秘で
ほとんどの国民に知られることはありませんでした。





ポーランドに行く前なら絶対私はこんな暗そうなテーマの映画なんか

観に行かないのですが、アウシュヴィッツで中谷さんのガイディングをうけて

なにか変わったみたいです。



日本では「サラの鍵」は去年の12月17日から銀座テアトルシネマで一般上映が開始されて、
現在全国各地で順次ロードショウされています。

私はシネマート六本木に行きました。







韓流関係の書籍が多くおかれていました。

まー売れるからなのでしょうね。


16時20分から開園で10分前に扉が開きます。

平日だからでしょうか

お客さんは私含め6人でした。




あと、このブログでは映画のあらすじは

載せない要にします。




なるだけ映画は事前情報なく


観るほうがよいものと考えるので、



私も多くは検索はかけずに


ただ、YouTubeでこの予告編だけ見て


劇場に足を運びました。



















私の映画の感想は、

ネタバレ一切なしで書くと

「陰惨なホロコーストを描いているのにこんな美しいフランス映画初めて観た」です。

パンフレット700円でした。



第23回東京国際映画祭にて、最優秀監督賞と観客賞のW受賞との事ですが、もう

うなずくしかないです。










ええと、



ただやっぱし最後に、

ちょっと映画の本質に触れるかも知れない感想を書くので

映画をすでにご覧になられた方で

読んでやってもよいぞという人だけどうぞ。









フランス人の監督が作るフランスの映画なので

どうしてもフランスよりにはなっているのとは思いましたが、そこが好かったです。

というかそこに心救われました。

事実フランス在住の4分の3のユダヤ人がフランス人の支援もあって生き延びることができたそうなので、
やっぱし愛の国フランス素晴らしいと思いました。



まんまと洗脳させられました。


来年行ってきます。

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