2010年6月7日月曜日

軽井沢旅行、其の弐

軽井沢タリアセン

人造湖の塩沢湖の湖畔に自然を再生し、西洋式庭園、美術館、レストランなどを造り、また歴史的建造物を移築し、遊歩道を巡らせた広大なレクリエーション施設です。

睡鳩荘(すいきゅうそう)[旧朝吹山荘」
昭和6年にW.M.ヴォーリズの設計により建てられ、フランス文学者の朝吹登水子が別荘として使用しました。2008年夏公開されました。


ペイネ美術館
アントニン・レーモンドの設計で1933年(昭和8年)に建設された自身のアトリエ「軽井沢・夏の家」、軽井沢・南ヶ丘に建てられ、 1986年(昭和61年)に現在地へ移築され美術館となりました。フランス人画家レイモン・ペイネの世界初の個人美術館です。
愛の像
「森のレストラン」


深沢紅子野の花美術館
一階がレストラン「ソネット」、2階を館施設として使用し深沢紅子のコレクションを展示されています。
建物全体が国の登録有形文化財に登録されています。
睡鳩荘の一階居間は軽井沢別荘建築の中でも最上質なのだそうです。

イングリッシュローズガーデン - 約200種1,800株のイングリッシュ・ローズを栽培されているそうで、最盛期だとどんな光景になるのか見てみたいです。

軽井沢高原文庫
文学館。堀辰雄、室生犀星をはじめとする軽井沢にゆかりがある近代文学者の資料を展示されています。

小説家、 野上弥生子さんが春から秋にかけて過ごしていた北軽井沢の山荘の離れ(書斎兼茶室)が移築されています。

この旅行を軽井沢に決めた理由の一つに「セゾン現代美術館」に行きたかったからで、念願叶いました。
イヴ・クラインの「海綿レリーフ(RE)」(1958年)、 
ロイ・リキテンスタインの「赤ワインのある静物」(1972年)、 
アンディ・ウォーホルのシルクスクリーンによる作品「毛沢東」(1972年)

とくに自らの理想的な青色の染料を開発して特許を取ったほどの有名なイヴ・クラインの「インターナショナル・クライン・ブルー(IKB)」を実際にこの目肉眼で見れてよかったです。吸い込まれそうな深い青色でした。

有名なこの人型のゴミ箱ですが、今は「ゴミ箱ではありません。」のシールが貼ってあってゴミを捨ててはいけないそうです。そうすると現代アートとしての価値が薄まるというか、コンセプチュアルアートでは無くなってしまうので、オブジェとして見ただけなら本当につまらない物になり下がってしまうので残念です。
篠田守男さんの1982年の作品「コール・マインTC5102」 

この時にはこの作品の意図も作者さんのことも全く分らなかったので、家に帰ってから検索で調べました。彫刻家で、鋼鉄線の張力と圧力で金属塊を中空に固定させるTC(Tension and Compression)シリーズで知られる人だそうです。それを知ると納得するようなしないようなセシルバルモンド的な構造計算する人っぽいです。

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